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2024.05.21コラム

IFBBプロとは?IFBBプロになる方法や目指す際に役立つ資格などをわかりやすく解説

 

プロのボディビルダーを目指すなら、IFBBプロの取得を目指してみましょう。

IFBBプロはボディビルダーのプロ資格で、取得できればIFBBが主催する世界大会への出場も夢ではありません。

ただし、IFBBプロを取得するためにはコンテストで一定の成績を修める必要があります。

この記事ではIFBBプロについて解説します。IFBBプロの取得を考えている方は参考にしてください。

 

IFBBプロとは?

IFBBプロとは、IFBB(International Federation of Bodybuilding and Fitness)が発行しているプロの資格です。取得できれば、IFBBが主催しているボディメイクコンテストのプロリーグに出場できます。

つまり、IFBBプロは、ボディビルのプロ選手の資格です。

 

IFBBとは?

IFBBとは、国際ボディビルダーズ連盟の略称で、歴史がもっとも長いボディビルの団体です。

拠点はアメリカですが世界規模で活動しており、世界最大規模かつ、最高峰のボディビル大会「ミスター・オリンピア」を運営しています。

日本ではFWJ(Fitness World Japan)がIFBBの下部組織として存在しており、日本国籍でもIFBBプロが取得可能です。

 

IFBBのプロは2種類ある

IFBBはボディビルに関する考え方の違いから、2017年にIFBBプロとIFBBエリートプロの2つに分裂しました。次の表は、IFBBプロとIFBBエリートプロの違いをまとめたものです。

 

  IFBBプロ IFBBエリートプロ
目標 魅せるボディメイクコンテスト 競技性を重視しており、スポーツとしてのボディメイクコンテスト
エンターテイメント性 ある なし
他団体が主催するコンテストへの出場 可能 不可
ドーピング検査 なし あり

 

元は同じ団体でしたが、IFBBプロがパフォーマンスを重視するのに対して、IFBBエリートプロはボディビルをオリンピックの正式種目として認められることを目的としています。

そのため、IFBBエリートプロでは他団体が主催する大会への出場を禁止され、コンテストではエンターテインメント性はありません。

IFBBプロとIFBBエリートプロは似た名前ですが、別団体が発行しているプロの資格だと覚えておきましょう。

 

IFBBのプロになる方法

日本国籍を取得している方がIFBBのプロになる方法を順番に解説します。

 

IFBBプロになる方法

IFBBプロになる方法は以下のとおりです。

  1. 下部組織に選手登録する
  2. 資格取得できる大会で好成績を修める

日本国籍を取得している方がIFBBプロになるためには、まずIFBBの下部組織であるFWJに登録してリージョナル大会に出場します。

リージョナル大会はいわゆるアマチュアの大会ですが、出場していると同年中に開催しているプロクオリファイアへの参加が可能です。

プロクオリファイアで優秀な成績を修めることができればIFBBプロの資格が発行されます。

上記の流れでIFBBプロになった日本人の方もいるため、IFBBプロを目指している方はまずFWJに登録しましょう。

 

IFBBエリートプロになる方法

IFBBエリートプロになる方法は以下のとおりです。

  1. JBBFが開くコンテストで上位成績を修める
  2. 国際大会に出場して上位成績を修める
  3. プロカードの申請をする

JBBFとは日本ボディビル・フィットネス連盟の略称です。

IFBBエリートプロになるためには、JBBFが主催する国内コンテストで好成績を修め、国際大会に出場して上位成績を修めることでプロカードを獲得できます。

なお、IFBBエリートプロは他団体の大会や資格を認めていないため、取得したらIFBBプロになることはできません。

 

IFBBプロになるメリット

IFBBプロになるメリットは以下のとおりです。

  • IFBBが主催する大会に出場できる
  • スポンサーがつく可能性がある
  • メディアから注目を受けやすくなる

上記を順番に解説します。

 

IFBBが主催する大会に出場できる

IFBBプロになると、IFBBプロを対象とした大会に出場可能です。

たとえば、IFBBが主催しており、世界最大規模かつ、最高峰のボディメイクコンテスト「ミスター・オリンピア」はIFBBプロのみが集結してナンバーワンボディビルダーを決める大会です。

IFBBプロの資格以外に、IFBBが主催している他大会での入賞経験が必要になりますが、IFBBプロになれば「ミスター・オリンピア」に出場できるチャンスが生まれます。

ボディビルダーとして活躍したいと考えている方は、IFBBプロの取得を検討してみましょう。

 

スポンサーがつく可能性がある

IFBBプロとして活動していれば、企業とスポンサー契約を結べる可能性があります。

たとえば、IFBBプロとして活躍している関根丈二選手は、2023年4月にイフジ産業株式会社が展開している卵白プロテイン「REVOPRO®」とスポンサー契約を締結しました※1。

IFBBプロを取得すればボディビルダーとしての活動が評価され、スポンサーが付く可能性があります。

※1出典:イフジ産業株式会社「REVOPRO® は IFBBプロの関根丈二選手とスポンサー契約を締結しました」

 

メディアから注目を受けやすくなる

IFBBプロとして活動しているとスポンサーが付くだけでなく、メディアから注目を受けやすくなり、テレビ番組に出演したり、インタビューを受けたりするようになることもあります。

メディアから注目を受けて知名度が上がると、本業に活かせる場合があります。

 

IFBBプロの働き方は?

 

IFBBプロを取得した場合の働き方は以下のとおりです。

  • 大会に出場する
  • 体力を必要とする企業
  • スポーツジムやパーソナルトレーナー

上記を順番に解説します。

 

大会に出場する

IFBBプロとして活動する場合、継続的にボディビルの大会に出場することが重要な仕事です。

もっとも大きな大会は「ミスター・オリンピア」ですが、ほかにも大小さまざまな大会が国内外で開催されているため、スケジュールを組んで出場しましょう。

なお、日本では賞金が出る大会は少ないため、大会の賞金をメインの収入にするなら海外に拠点を移す必要があります。

 

体力を必要とする企業

鍛えた肉体が役立つ職場は、次のようにいくつもあります。

  • 運送業
  • 建築業
  • 警備員など

運送業や建築業では重い荷物の運搬がトレーニング代わりとなり、警備員では鍛え上げた筋肉が仕事に役立つ可能性があります。

企業によってはボディビルダーとしての活動を補助する場合もあるため、募集要項をチェックしてみましょう。

 

スポーツジムやパーソナルトレーナー

ボディビルダーとして活動しながら、ジムのインストラクターやパーソナルトレーナーとして働く選択肢もあります。

ジムによっては就業後のトレーニングが認められているケースや、プロテインのスタッフ割引などがあり、トレーニング費用の節約につながるため検討してみましょう。

 

IFBBプロを目指すのに役立つ資格

IFBBプロになるために必要な資格はありません。

しかし、NSCA-CPTやNESTA-PFTなどの資格を取得できればボディビルダーに必要な身体作りの知識を磨くことができ、パーソナルトレーナーとして採用されるときに役立ちます。

ボディビルダーとしての知識を深めたい、あるいはトレーナーとして就職したいと考えている方は、資格取得を目指してみましょう。

NSCA-CPTやNESTA-PFTを順番に解説します。

 

NSCA-CPT

NSCA-CPTとは、National Strength and Conditioning Association(NSCA)が発行しているパーソナルトレーナー向けの資格です※2

 

取得要件 高校を卒業している、あるいは高卒認定試験に合格している
18歳以上
NSCAジャパンの正会員か学生会員
有効なCPR/AEDの認定者※3
難易度 82.3%(2022年度)
取得までの費用 独学なら約8万円~約9万円

 

トレーニングやコンディショニング全般の知識を身に付けられるため、ボディビルダーとしてトレーニングメニューを考えるときに役立つ資格です。

※2出典:NSCA「NSCA認定資格とは」
※3資格認定に有効なCPR/AEDの認定には条件があります。

 

NESTA-PFT

NESTA-PFTとは、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(NESTA)が発行している資格です※4。

取得要件 必須要件
(全部満たす必要がある)
  • NESTA JAPANからPFTテキストを購入済み
  • CPR・AEDの技能を習得・保持している
  • 日本国籍または、日本での就労可能な在留資格を有する
  • 満18歳以上で、高等学校卒業以上の者、高等学校卒業程度認定資格試験合格者、またはNESTAが認定する教育カリキュラム修了者
該当要件
(ひとつ以上に該当する)
  • 1年以上のパーソナルトレーナー・インストラクターなどの実務経験がある
  • 1年以上の運動部指導、フィットネス企業勤務経験がある
  • 体育系または、医療系の大学・専門学校を卒業している
    NESTAの認定する養成講座、養成コース(認定校・認定アカデミー含む)を受講済みである
難易度 非公開
取得までの費用 独学なら約8万円~約21万円

 

NESTA-PFTは体やトレーニングに関する多くの知識を獲得できるため、ボディビルダーとして活躍したい方に役立ちます。また、コミュニケーション対応力やビジネススキルも身に付けられるため、トレーナーとして働いている方におすすめの資格です。

※4出典:NESTA JAPAN(ネスタジャパン) -全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会「NESTA PFT認定 取得までの流れ」

 

まとめ

IFBBプロとはIFBBが主催している大会で好成績を修めてプロカードを取得した選手のことです。IFBBプロを取得できれば、IFBBのプロリーグに出場できるようになります。

なお、IFBBプロはエンターテインメント性を重視しており、似た名称のIFBBエリートプロはボディビルの競技性を重視しています。別のプロ資格なので間違えないようにしましょう。

また、IFBBプロになっても、ボディビルダーだけで食べていけるとは限らないため、パーソナルトレーナーの資格取得を目指すと良いです。

 

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ASPトレーナースクールではNSCA-CPT、CSCS、NESTA-PFTの取得を目指せるカリキュラムがあります。

マンツーマンレッスンで、スポーツの経験が少ない方でも資格取得を目指せます。ボディビルダーとして活躍したい、パーソナルトレーナーとして就職したいと考えている方は、まずは無料体験授業を受けてみましょう。
 

 

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