近年は、健康的な身体作りや趣味として筋トレをする方も増えていますが、なかには筋トレを仕事にできないか気になっている方もいるのではないでしょうか。
ご自身の好きなことを仕事にできれば、日々の生活がより楽しくなりそうですが、「そもそも筋トレって仕事になるの?」「必要な資格はある?」などの疑問がある方もいると思います。
この記事では、筋トレを活かせる代表的な仕事を紹介するほか、必要な資格や筋トレを活かした仕事に就くメリットをご紹介します。
筋トレを活かせる代表的な仕事
筋トレを活かせる代表的な仕事は、以下のとおりです。
- パーソナルトレーナー
- ボディビルダー
- トレーニング・フィットネス系の動画配信者
引越し業者・運送業者
それぞれの内容を紹介します。
① パーソナルトレーナー
パーソナルトレーナーは、顧客を相手にマンツーマンでトレーニング計画の作成やトレーニング指導、栄養管理などをおこなう仕事です。
ダイエットや肉体作りなど、人それぞれ筋トレに取り組む目的は異なりますが、パーソナルトレーナーは顧客の要望にあわせた指導やプログラムの作成をおこない、顧客が目標を達成するための総合的なサポートをおこないます。
ご自身の筋トレに対する知識や経験を活かせるため、筋トレを活かせる代表的な仕事といえるでしょう。
パーソナルトレーナーの主な働き方には、ジムに就職すること、または個人事業主として活動することの2つがあります。とくに近年は新規のジムが増加しており、それに伴い求人も増えている状況です。
② ボディビルダー
ボディビルダーは、筋トレで培った肉体を直接活かせる仕事です。
ボディビルダーにはプロとアマチュアがあり、プロのボディビルダーは大会の賞金やスポンサー契約がおもな収入源となります。
日本の場合、賞金を得られる大会が少ないため、副業や趣味としてやっているアマチュアの方が多いです。一方、海外では高額な賞金を得られる大会もあり、ボディビルダー一本で生計を立てているプロの方もいます。
ボディビルダーには特別な資格があるわけではないため、誰でも目指すことが可能です。日本国内でプロとして活躍することは難しいため、国内大会で優秀な成績を収めて、海外での活躍を目指すのも良いかもしれません。
なお、ボディビルダーとしてのみ活動するだけでなく、ボディビルダーとして活動しながら、パーソナルトレーナーや筋トレ系動画配信者としても活躍できる可能性があります。
③ トレーニング・フィットネス系の動画配信者
ご自身の筋トレの知識や経験を活かして、筋トレ方法やダイエット方法などの配信に特化した動画配信者になることも可能です。広告収入や企業案件などの収入で生計を立てることになり、人気動画配信者になれば高額な収入を得られる可能性があります。
ただし、動画配信者自体の参入障壁は低く、競合も多いため、企画力や配信力、リサーチ力などのスキルが必要です。また、機材を揃えたりスタッフを雇ったりするのであれば、ある程度の初期費用もかかります。
そのほか、収益化するためには条件を満たす必要があり、収益化できても動画の視聴数が伸びなければ収入を得られない可能性もあるため、注意が必要です。ご自身の状況を踏まえたうえで、まずは副業としてチャレンジしてみるほうが良いかもしれません。
④ 運送業者・引越し業者
サラリーマンとして働きながら筋トレを活かせるのは、おもに肉体系の仕事です。代表的な仕事には、重たい荷物を持ったり積んだりする運送業者(トラックドライバー)や引越し業者があります。
とくに引越し業者は、場所によってはエレベーターがない場合があり、大型家具や家電を階段で運ばなければいけないことがあるため、日々の筋トレで培った肉体が役立つ場面も多いでしょう。
なお、運送業者や引越し業者は、重たい荷物を持つ際に肉体へ大きな負荷がかかるため、筋トレ代わりになることもあります。お金を稼ぎながら筋トレもできるため、筋トレ好きな方にとっては、向いている仕事といえるでしょう。
筋トレを活かせる仕事で働くメリット
筋トレを活かせる仕事に就くことには、以下のようなメリットがあります。
それぞれを解説します。
趣味を仕事にできる
筋トレが趣味の方にとっては、ご自身の好きなことを仕事にできることが最大のメリットです。趣味を仕事にすることで期待できる効果は、以下のとおりです。
- モチベーションが上がる
- 仕事のストレス少なくなる
- スキルアップしやすくなる
好きなことを仕事にすることで、モチベーションが下がることなく、ストレスも軽減される可能性があります。
また、好きなことに対しては、学んだり行動したりすることが苦になりにくいです。意欲的に知識や技術を吸収できるため、スキルアップがしやすく、仕事で活躍できるシーンも増えるでしょう。
ただし、趣味を仕事にすることで好きだった筋トレが嫌いになってしまうことも考えられます。人によって感じ方は異なるため、ご自身の性格を考慮して仕事と趣味を分けるか決めることがおすすめです。
健康的な身体を維持できる
筋トレは身体を引き締めて若々しい見た目になるだけでなく、健康的な身体の維持にもつながります。
また、ご自身のイメージする理想のボディを作ることで自信が持てるようになり、自己肯定感が生まれるため、精神的にも良い影響を与えることが期待できるでしょう。
仕事とは別に筋トレをするのも良いですが、筋トレを活かせる仕事に就くことで「筋トレ=仕事」になります。すると、より効率的に肉体作りができるようになり、日常生活も充実するかもしれません。
筋トレを活かした仕事に必要な資格
前述した筋トレを活かせる仕事は、基本的に資格がなくても就くことが可能ですが、運送業者に関しては普通自動車運転免許や準中型免許が必要です。
また、引越し業者は免許がなくても問題ありませんが、作業員とドライバーを兼任することも多いため、運転免許を持っていると就職が有利になります。
必要な運転免許の種類は運転する車両によって異なるため、ご自身の目指すポジションにあわせて取得しましょう。
なお、パーソナルトレーナーやボディビルダー、動画配信者に関しては、とくに必要な資格はありません。
ただし、パーソナルトレーナーは顧客を相手にするため、健康・トレーニングに対する基礎知識や実技スキルなどが必要になるケースが多いです。ボディビルダーや動画配信者も同様に、身体に関する知識を深める必要があるでしょう。
パーソナルトレーナーになるなら知識やスキルは持っていても損はない
筋トレを活かせる仕事の中でもパーソナルトレーナーは、先に述べたとおりとくに資格を必要とせず、未経験からでも従事することが可能です。
ただし、顧客を相手にトレーニング計画を立てたり、栄養管理をしたりしなければいけないので、最低限の知識やスキルは持っておく必要があります。
そのため、筋トレを活かした仕事としてパーソナルトレーナーへの就職・転職を目指す場合は、事前にトレーニングや栄養などに関する知識を学び、加えて、実践的なトレーニングスキルも身につけておくことがおすすめです。
パーソナルトレーナーを目指すなら取得したい資格
パーソナルトレーナーには国家資格はありませんが、パーソナルトレーナーに関する民間団体の資格はあります。
知名度のある資格を持っていることで、顧客からの信用度が高くなり、パーソナルトレーナーとして活躍しやすくなるでしょう。
パーソナルトレーナーを目指す場合に取得したいおもな資格は、以下のとおりです。
資格 |
特徴 |
NSCA-CPT |
NSCAの日本支部が認定する資格です。資格を取得するためには、「クライアントに対する面談と評価」「プログラムプランニング」「エクササイズテクニック」「安全性、緊急時の手順、法的諸問題」の5つの項目で一定の基準を満たさなければいけないため、トレーナーとしての総合的な知識を学ぶことができます。 |
NASM-CPT |
NASM(全米スポーツ医学アカデミー)が認定する資格です。NASMのメソッドであるOPTモデルをはじめとした、NASMの考え方や各専門分野に特化した内容を学ぶことができます。 |
NESTA-PFT |
NESTAが認定する資格です。トレーナーとしての専門知識とスキルを持ちあわせている証明になります。また、資格を取得する過程で接客マナーや管理業務などのビジネススキルを学ぶこともできます。 |
それぞれの資格は独学でも取得できますが、独学での取得にハードルの高さを感じる方は、資格取得のサポートをおこなうトレーナー育成スクールへ通う方法も選択肢としておすすめです。
まとめ
筋トレを活かした仕事には、パーソナルトレーナーやボディビルダー、動画配信者、引越し業者・運送業者などがあります。なかでもパーソナルトレーナーは、もっとも代表的な仕事といえるでしょう。
パーソナルトレーナーになるためには、資格や経験が必ず必要というわけではありません。しかし、顧客を相手に働くことになるため、最低限の知識やスキルは身に付ける必要があります。
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