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2024.08.26コラム

NSCA-CPTの試験日はいつ?試験の概要や勉強方法、活かせる仕事も解説

NSCA-CPTを受験しようと考えているものの、試験日などの概要がわからずお困りではありませんか。

NSCA-CPTはトレーナーとしての知識と技術の証明になる資格で、年間を通していつでも受験可能です。資格に認定されるにはいくつかの条件があるため、まずは条件を満たしているか確認してください。

この記事ではNSCA-CPTの試験の概要や勉強方法、資格取得後の活かし方を解説します。

NSCA-CPTを取得してトレーナーとして活躍したい方は、ぜひ参考にしてください。

NSCA-CPTとは?

NSCA-CPTは、トレーナーとしての高レベルな知識と技術の証明になる資格です。「NSCA Certified Personal Trainer」の略で、NSCAジャパンが認定しています。

認定されるにはトレーニング内容だけでなく、トレーニングの動機づけや評価・教育などトレーナーとしての知識全般が必要です。体を動かすトレーニングがメインではあることから、医学的な内容や解剖生理などの専門的な知識も学びます。

パーソナルトレーナーだけでなく、理学療法士やスポーツ指導者など、幅広い職種の方が取得している資格です。

詳しくは後述しますが、試験に合格すると資格が取得できるわけではなく、認定にはいくつかの条件があります。

 

NSCA-CPT資格に認定される条件

NSCA-CPT資格には、NSCAが定める以下の認定条件があります。

  • NSCAジャパンの会員
  • 満18歳以上で、高校を卒業している(高等学校卒業程度認定試験合格者も可)
  • 有効なCPR(心肺蘇生法)およびAED(自動体外式除細動器)の認定者
  • NSCA-CPTの試験合格者

CPRやAEDの認定者は、心停止時の応急処置法を学んだ証明になります。有効な認定者とは、オンライン以外で成人相手に実技講習を受けた方のことです。

 

 

NSCA-CPT試験について

NSCA-CPT資格に認定されるためにはいくつかの条件がありますが、最終的にはNSCA-CPTの試験に合格しなければいけません。

本章では、NSCA-CPTの試験について詳しく解説します。以下で解説する内容を参考に、準備してください。

  • 試験日
  • 出願~受験までの流れ
  • 出題内容
  • 受験費用
  • 合格率
  • 合格の基準

 

試験日

NSCA-CPTは2016年からコンピューターでの試験が実施されているため、試験日は決まっていません。受験する方が勉強を済ませて「受験しよう」と思ったときに受験できます。

詳しい流れは後述しますが、まずは出願して、その後会場と日時を予約します。

コンピューターを利用する試験ですが、自宅でのオンライン受験ではない点には注意が必要です。会場によっては希望する日時での受験が難しい場合もあるため、早めに準備しましょう。

 

出願~受験までの流れ

先述したように、NSCA-CPTの受験はご自身でテストセンターに予約する必要があるため、出願は余裕を持って、受験したい日の約2ヵ月前には済ませましょう。

出願~受験までの以下の流れを、3つにわけて解説します。

  • インターネット上で出願
  • テストセンターへの試験予約
  • 受験

インターネット上で出願

まずはNSCAのマイページにログインし、出願します。以下の3項目が完了して、出願も完了です。

  1.  NSCAのマイページから出願
  2.  受験料の支払い
  3.  学歴の証明書の送付(郵送)

テストセンターへの試験予約

出願が完了したら、受験会場と日時を決めてテストセンターを予約します。テストセンターは全国各地にあるため、ご自身の行きやすい場所から選ぶと良いでしょう。

テストセンターへの予約は、出願完了の2~3週間後に送付されるメールにしたがっておこないます。

受験

受験日には、時間に余裕を持ってテストセンターへ行きましょう。事前に交通機関などを利用して行く方法を確認しておくと安心です。

 

出題内容

NSCA-CPTの試験は、点数に関わるスコアード問題140問と、今後の試験内容を決めるために出題され、点数に関わらないノンスコアード問題15問の計155問が出題されます。

出題分野と点数配分、問題数は以下のとおりです。

出題分野 問われる内容 問題数の割合 問題数
クライアントに対する面談と評価 クライアントの現在の状態を評価できるかを問う 25% 32問
プログラム
プランニング
個人に合ったトレーニングプランを立案できるかを問う 31% 45問
エクササイズ
テクニック
有酸素運動やストレッチ、自重トレーニングなど、エクササイズに関する知識を問う 31% 43問
安全性、緊急時の手順、法的諸問題 危機管理やトレーニングの安全性を問う 13% 20問
ノンスコアード問題     15問

出題内容と割合はこのように詳しく公開されているため、受験勉強の参考にしてください。

 

受験費用

NSCA-CPTの受験費用は2023年10月に改定され、現在の受験費用は46,090円です。

なお、試験の1週間前までに受験をキャンセルした場合には21,945円が返金されます。受験1週間前を過ぎるとキャンセルしても返金はされないため注意が必要です。

 

合格率

NSCA-CPTの2022年度の合格率は82.3%(NSCAジャパン発表)です。受験者数の詳細などは発表されていないものの、合格率が8割を超えているため、難易度はそこまで高くないといえます。

また、マークシート式の3択問題であることから、ご自身で回答の文言を記入する必要はありません。出題範囲や割合も発表されているため、過去問やテキストを使用してしっかりと学習すると合格できる確率が上がるでしょう。

ただし、問題数は155問と多く、試験時間は3時間のため、集中力や、1問を1分程度で解ける幅広い知識が必要です。

 

合格の基準

NSCA-CPTの試験内容を統計的に算出し、試験の難易度を保つために調整したスコアの「スケールドスコア」が70以上の場合に合格です。

 

 

NSCA-CPTの勉強方法

NSCA-CPTの試験では知識だけでなく、実践的な問題も問われます。そのため、幅広い知識が必要で、効率的に勉強していく必要があります。

NSCAジャパンはひとつの分野を書籍や動画で学習して模擬問題を解くように、分野ごとの学習を推奨しています。そのほかにNSCA-CPTの勉強方法として3つの内容を、以下で詳しく解説します。

 

大学や専門学校で学ぶ

NSCA-CPTを受験する上では、大学や専門学校で学んだ経験があると有利といえます。解剖生理学や医学系の基礎知識を学んでいるため、試験勉強のときに他の分野をより重点的に学習できるからです。

そして、解剖や医学系の基礎知識は最適なトレーニングを考えたり、多くの問題を解いたりする中でベースとなる知識です。

たとえば医師や理学療法士、柔道整復師のような資格取得のために大学や専門学校に通って医学系の基礎知識を学んでいる場合は、勉強を進めやすいでしょう。

 

独学で学ぶ

NSCA-CPTに認定要件はあるものの、勉強方法に決まりはありません。そのため、独学で勉強し受験することも可能です。

独学では費用を抑えられ、ご自身のペースで勉強できるメリットがあります。一方で、個人差はあるものの基礎知識がないと、半年以上の勉強期間が必要な場合もあります。

NSCAジャパンのウェブサイトでは、学習するためのテキストを紹介しているため、そのテキストを使用して受験対策をする方法や、過去問題を解いて試験に慣れる方法もおすすめです。

 

トレーナー育成スクールで学ぶ

NSCA-CPTの試験では、実際にクライアントにトレーニングを提案するような、実践的な問題も出題されます。そのため、トレーナー育成スクールで実践的な内容を学ぶと、受験対策になるでしょう。

トレーナー育成スクールで学ぶ方法は、未経験で知識がない場合や最短で試験に合格したい場合にメリットといえます。一方で、受験費用だけでなく、スクールの費用もかかることはデメリットかもしれません。

しかし、実際に資格を持った、知識と技術を兼ね備えた講師から学べるメリットは大きいでしょう。

 

 

NSCA-CPTを活かす方法

理学療法士や柔道整復師などの職業の方がNSCA-CPTの資格を取得する場合もありますが、トレーナーとして活躍する場合が多いです。

NSCA-CPTはトレーナーとしての知識や技術の証明になるレベルの高い資格であることから、パーソナルジムで働くだけでなく、フリーランスのトレーナーとして活躍できるなど、トレーナーとしての選択肢も広がります。

 

パーソナルジムでパーソナルトレーナーとして働く

NSCA-CPTの資格を取得したあとは、パーソナルジムで働く方が多いです。未経験でパーソナルトレーナーとして働く場合でも、NSCA-CPTの資格を取得しておくと一定の知識の証明になるため、就職には有利といえるでしょう。

パーソナルジムによってクライアントのプランの方向性などがある程度決まっている場合があるものの、集客や経営面を気にすることなく、クライアントワークに集中できる点はジムに所属して働くメリットといえます。

まずはパーソナルジムに所属して先輩トレーナーから学び、実績を作りましょう。

 

フリーランスのパーソナルトレーナーとして働く

パーソナルトレーナーはジムに所属するだけでなく、フリーランスとして働く方法もあります。個人と契約してトレーニングを実施したり、ご自身でパーソナルジムを開業したりする方法です。

NSCA-CPTの資格を取得していると知識の証明になるため、集客には繋がりやすいですが、経営面なども学習する必要があるため、フリーランスはある程度の経験を経てからがおすすめです。

パーソナルトレーナーとしての経験を積んで実績を作ったあとで、フリーランスやジム開業のための集客方法としてNSCA-CPTを取得する方法もあります。

 

 

まとめ

NSCA-CPTの試験の概要はご理解いただけましたか。

NSCA-CPTはトレーナーとしての知識や技術の証明になる、レベルの高い資格です。資格認定要件もあるため、満たしている場合はぜひ挑戦してください。

NSCA-CPTはテストセンターでコンピューターを利用して試験を実施するため、試験日は定められていません。受験したい時期に受験できるため、ご自身のペースにあわせて勉強しましょう。

試験ではトレーニングの知識だけでなく、解剖生理などの医学的な知識も必要です。そのため、効率的に勉強を進めたい場合は大学や専門学校に通ったり、トレーナー育成スクールで学んだりする方法もおすすめです。

ご自身にあった勉強方法でNSCA-CPTの資格を取得し、レベルの高いトレーナーを目指しましょう。

 

 

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