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2024.08.30コラム

通信講座で取得できるスポーツトレーナーの資格は?メリット・デメリットも解説

スポーツトレーナーの資格によっては、通信講座で取得要件の一部を満たしたり、勉強を進めたりすることが可能です。通信講座を活用すれば、時間や手間をおさえながら、スポーツトレーナーにとって必要な知識を身につけることができます。

ただし、通信講座の利用にはデメリットもあるため、資格を取得したいと考えている方は注意しましょう。

この記事では、通信講座で取得できるスポーツトレーナーの資格について解説します。スポーツトレーナーの資格が気になる方は参考にしてください。

スポーツトレーナーの関連資格は通信講座でも取得できる

通信講座とは、インターネットやテキスト、動画などを用いて、自宅や職場といった好きな場所から遠隔で学習できる教育プログラムです。

スポーツトレーナーの資格によっては、通信講座で座学を履修することで取得要件の一部を満たすことができたり、勉強を進めたりできます。

スポーツトレーナーはアスリートやスポーツ選手、あるいは一般の方を対象にトレーニングメニューを考案し、安全におこなえるように指導する仕事です。そのため、関連資格の通信講座ではトレーニングや人体、栄養などを学びます。

スポーツトレーナーに関連する資格を取得する過程では、仕事でも活かせる多様な知識が身につくため、スポーツトレーナーとして就職したいと考えている方は、資格の取得を検討すると良いでしょう。

 

スクールで学べるスポーツトレーナーの関連資格もある

通信講座で学べる資格がある一方、トレーナー育成スクールなどで学べる資格もあります。ここでは代表的な例として、NSCA-CPTをご紹介します。

NSCA-CPTとは、全米エクササイズ&コンディショニング協会(NSCA)が認定しているパーソナルトレーナー向けの資格です※1。

ASPトレーナースクールのように、オンラインでの授業に対応しているトレーナー育成スクールなら、NSCA-CPTを取得するための勉強が在宅でもおこなえます。

 

取得要件
  • 高校を卒業している、あるいは高卒認定試験に合格している
  • 18歳以上
  • NSCAジャパンの正会員か学生会員
  • 有効なCPR/AEDの認定者※2
合格率 82.3%(2022年度)
取得までのおもな費用 独学なら約8万円~約9万円

 

パーソナルトレーナーにおける国際認定資格のひとつで、取得すれば優れた専門的能力を持つ人材と評価されます。アスリートだけでなく、年齢や性別、経験を問わず幅広い層に対して指導できる知識や技術を身につけたい方におすすめです。

なお、在宅で勉強を進めることは可能ですが、資格を取得するためには、実技評価がある講習会への出席が必要です。

※1出典:全米エクササイズ&コンディショニング協会(NSCA)「NSCA認定資格とは」
※2資格認定に有効なCPR/AEDの認定には条件があります。

 

 

通信講座で取得できるスポーツトレーナーの関連資格

通信講座を受けることで取得要件の一部を満たせる、あるいは試験範囲を学習できるスポーツトレーナーの資格を順番に解説します。

なお、基本的に通信講座を受けて試験に合格することで各資格は取得できます。

 

NESTA-PFT

NESTA-PFTとは、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(NESTA)が認定しているパーソナルトレーナー向けの資格です※3。

 

取得要件 必須要件
(全部満たす必要がある)
  • NESTA JAPANからPFTテキストを購入済み
  • CPR・AEDの技能を習得・保持している
  • 日本国籍または、日本での就労可能な在留資格を有する
  • 満18歳以上で、高等学校卒業以上の者、高等学校卒業程度認定資格試験合格者、またはNESTAが認定する教育カリキュラム修了者
該当要件
(ひとつ以上に該当する)
  • 1年以上のパーソナルトレーナー・インストラクターなどの実務経験がある
  • 1年以上の運動部指導、フィットネス企業勤務経験がある
  • 体育系または、医療系の大学・専門学校を卒業している
  • NESTAの認定する養成講座、養成コース(認定校・認定アカデミー含む)を受講済みである
合格率 50%~60%
取得までのおもな費用 独学なら約8万円~約21万円

 

NESTA-PFTは人体に関する幅広い知識やトレーニング全般に関する偏りのない知識、クライアントとのコミュニケーション能力、ビジネススキルなどを兼ね備えたプロフェッショナルなパーソナルトレーナーの資格です。

取得要件のひとつに、NESTAが認定する養成コースを受講することが含まれており(実務経験や企業勤務経験、体育系などの大学・専門学校を卒業していない場合)、WEBコースがあります。そのため、通信講座で取得要件の一部を満たすことが可能です。

※3出典:全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(NESTA)「NESTA PFT認定」

 

NASM-CPT

NASM-CPTとは、全米スポーツ医学アカデミー(NASM)が認定しているパーソナルトレーナーの資格です※4。

 

取得要件 18歳以上で高校を卒業している方で、CPR(心肺蘇生法)のライセンスを取得して、セルフスタディを購入後、試験に合格する
合格率 79%(2022年11月~2023年11月まで)
取得までのおもな費用 セルフスタディ:63,800円(税込)
更新料:13,200円(税込)

 

NASM-CPTは、独自の最適性能トレーニングの知識と技術を身につけた方が取得できます。一般的なトレーニング方法では怪我につながる可能性があるクライアントに対して、適切かつ安全に指導できる方法を学びたい方におすすめです。

CPTセルフスタディという教材を購入し、PDFテキストやスタディガイド、音声教材、動画などを用いて学ぶため、通信講座で取得要件の一部を満たしつつ、勉強を進められます。ただし、資格取得のためにはCPR(心肺蘇生法)のライセンスが必要です。

※4出典:全米スポーツ医学アカデミー(NASM)「パーソナルトレーナーになる」

 

グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI) 

グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)は、公益社団法人 日本フィットネス協会(JAFA)が認定している資格で、次の表のような種類があります※5。

 

項目 概要
ストレッチングエクササイズ ヨガやピラティスなどに関心のある方向けの資格
レジスタンスエクササイズ 機能改善やコンディショニング、ロコモ予防などを指導したい方向けの資格
エアロビックダンスエクササイズ 音楽を使ったダンスエクササイズを指導したい方向けの資格
ウォーキングエクササイズ エクササイズとしてのウォーキングに関心がある方向けの資格
アクアウォーキングエクササイズ 水中ウォーキングやレジスタンス運動をしたい方向けの資格
アクアダンスエクササイズ 水中での音楽を使ったダンスエクササイズを指導したい方向けの資格

 

フィットネス指導に特化した資格となっており、クライアントに対して新しいトレーニングを提案したい方におすすめです。

資格を取得する方法が複数あり、指導経験がある方や体育系の学校で専門的な教育を受けたことのある方は、資格取得講習会での実技学習と、eラーニングによる理論学習で受験資格を得られます。

上記の方法の場合で、初めての受験で上級レベルを受験するなら費用の目安は42,500円(税込)です。

通信講座で勉強を進めることは可能ですが、指導経験がない、専門的な教育を受けていない方は養成校で勉強するほうが確実といえます。

※5出典:公益社団法人 日本フィットネス協会(JAFA)「グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)」

 

アスレティックコンディショニングコーチベーシック

アスレティックコンディショニングコーチベーシックはアスレティックコンディショニングコーチズ協会(ACCA)が認定している資格です※6。

 

取得要件 講座を受講し、4つの課題を提出して認定試験に合格する
合格率 不明
取得までのおもな費用 講座受講料:54,000円(税込)
認定料:10,000円

 

アスレティックコンディショニングコーチベーシックを取得すれば、スポーツ選手のパフォーマンス向上やケガの予防を目的とするトレーニングプログラムを提供するための、基本的な知識と技術を身に付けたことを証明できます。

取得要件はアスレティックコンディショニングコーチ通信講座を受講し、4つのレポートを提出して試験に合格することです。他の取得要件はないため、通信講座のみでスポーツトレーナーに関連した資格を取得できます。

※6出典:アスレティックコンディショニングコーチズ協会(ACCA)「アスレティックコンディショニングコーチベーシック」

 

スポーツメンタルトレーナー

スポーツメンタルトレーナーとは、一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)が認定している資格です※7。

 

取得要件 協会が指定の認定教育機関がおこなう教育訓練を修了して試験に合格する
合格率 不明
取得までのおもな費用 講座受講料:60,800円(税込)
受験料:5,600円(税込)

 

スポーツメンタルトレーナーを取得すれば、選手やチーム、指導者が抱えている悩みに向き合い、問題を解決するのに必要な知識とスキルを身につけたことを証明できます。

協会が指定している通信講座を受けることで受験資格を満たすことができ、取得するために必要な知識や技術を学ぶことが可能です。ご自身のペースで進められるため、家事や仕事で忙しい方でも取得しやすいでしょう。

※7出典:日本能力開発推進協会(JADP)「スポーツメンタルトレーナー」

 

ボディメイクインストラクター

ボディメイクインストラクターとは、一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)が認定している資格です※8。

 

取得要件 協会指定の認定教育機関の教育訓練を受けて試験に合格する
合格率 不明
取得までのおもな費用 教育訓練:64,800円(税込)
試験:5,600円(税込)

 

ボディメイクとは、理想の身体作りを目指すトレーニングや食事制限などのことです。資格を取得すれば、ボディメイクに必要なトレーニングや食事メニューなどを考案するのに役立つ知識・技術を身につけられます。

ボディメイクインストラクターの資格は、協会が指定している通信講座を受けることで受験資格を満たし、取得に必要な知識や技術を身につけられます。通信講座で資格を取得したいと考えている方は検討しましょう。

※8出典:日本能力開発推進協会(JADP)「ボディメイクインストラクター」

 

 

スポーツトレーナーの関連資格を通信講座で取得するメリット

スポーツトレーナーの資格を通信講座で取得するメリットは以下のとおりです。

 

  • 資格取得の費用や時間をおさえられる
  • スポーツトレーナーの仕事に必要な知識が身につく
  • 資格を取得することで就職や独立に役立つ

 

それぞれを順番に解説します。

 

資格取得の費用や時間をおさえられる

フィットネスやスポーツ関連の資格によっては、取得までに数十万円以上の出費がかかり、数年単位の時間が必要な場合もあります。

家事や仕事などで忙しい方の場合、時間をかけて学校へ通って勉強する方法での資格取得は難しいでしょう。

通信講座は24時間、いつでも好きなタイミングで勉強を始められるので、忙しい方でも学びやすいです。通信講座によって異なりますが、料金も学校へ通うより抑えやすい傾向がある点もメリットです。

 

スポーツトレーナーの仕事に必要な知識が身につく

スポーツトレーナーの仕事を始めるために資格は必須ではありません。資格を持っておらず未経験の方でもトレーナーを名乗って仕事を始めることは可能です。

しかし、知識を持たないトレーナーの指導を受けても効果は得られないため、仕事としては成立しません。

スポーツトレーナーの資格を取得しようと勉強すると、仕事に必要な知識を身につけられます。知識や技術を身につけることができれば、お客さまへの指導でも効果を上げることができ、ご自身の評価にもつながるでしょう。

そのため、スポーツトレーナーとしてのスキルアップやキャリアアップを考えている方にも資格取得はおすすめです。

 

資格を取得することで就職や独立に役立つ

スポーツトレーナーが身につけた知識や技術は、外見だけではわかりません。資格という目に見える形で証明できるものがあれば信用につながり、就職時や独立時に役立ちます。

就職時、資格を保有している方としていない方を比較すると、資格が有利に働く可能性があるため、就職を考えている方は取得を検討しましょう。

 

 

スポーツトレーナーの関連資格を通信講座で取得するデメリット

スポーツトレーナーの関連資格を通信講座で取得するデメリットは以下のとおりです。

 

  • 実践的な技術を身につけることが難しい
  • 期間や期限が設定されている場合がある
  • モチベーションを維持しにくい

 

それぞれを順番に解説します。

 

実践的な技術を身につけることが難しい

スポーツトレーナーの仕事では知識だけでなく実技も重要であり、指導するための技術が必要になります。

通信講座は動画やテキストで勉強が進むため、実際の指導を体験したり、直接教わったりする機会が少ないです。

通信講座の内容にもよりますが、実践的な技術を身につけることが難しい可能性があると覚えておきましょう。

 

期間や期限が設定されている場合がある

通信講座の種類にもよりますが、受講終了の期限が設定されているケースがあります。

期限までにカリキュラムを終了できなければ、試験を受けられません。そのため、通信講座を受講する際は、スケジュールを立てて日々、ご自身を律して勉強する必要があります。

 

モチベーションを維持しにくい

通信講座は自宅や職場などの好きな場所で、一人で勉強を進められることが大きなメリットです。

しかし、一人で勉強を進めるのは、モチベーションを維持することが難しいデメリットにもつながります。

通信講座では周囲に同じ勉強をする仲間がおらず、誰かから指導を受ける機会も少ないため、ご自身でモチベーションを維持しながら勉強に励む必要がある点に注意しましょう。

 

 

スポーツトレーナーの知識や技術を磨くならトレーナー育成スクールがおすすめ

スポーツトレーナーは知識だけでなく、実際に指導する技術への理解・取得も求められます。

通信講座で手軽に学習するのも良い方法ですが、より実践的な技術を得るためには、トレーナー育成スクールへ通う方法もおすすめです。

トレーナー育成スクールとは、その名のとおりトレーナーを育成するための学校です。なかには、未経験者でも資格取得までサポートするコースを設けているスクールもあります。

実際に対面で教わりながら技術を身につけられるため、将来の就職や勤務時に役立ちます。また、専門学校よりも短期間で学べる傾向があり、スクールによっては社会人向けのコースも設けてあるため、仕事をしながらでも通いやすいでしょう。

他にも、就職支援や独立のサポートが受けられるトレーナー育成スクールもあるため、申込む際は比較・検討して決めましょう。

 

 

まとめ

スポーツトレーナーの資格取得要件の一部を満たしたり、勉強できたりする通信講座は複数あります。

通信講座は時間や手間をかけずに資格を取得したい方におすすめの方法ですが、実践的な技術が身につきにくいです。

知識と一緒に技術を磨きたいなら、トレーナー育成スクールの検討もおすすめします。

 

 

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