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2024.09.09コラム

パーソナルトレーナーとして働きたい方必見!履歴書を作成する方法を徹底解説

パーソナルトレーナーとして就職したいと考えているものの、「どのように履歴書を書けば良いのか」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

人手不足の昨今、「未経験者OK」と明記された求人広告も散見されます。しかし、履歴書の書き方に不備がある場合、そもそも面接のプロセスまで進めない可能性があるため、慎重に作成しなければいけません。

この記事では、パーソナルトレーナーとして働きたい方に向けて、就職・転職活動で提出を求められる履歴書の作成方法を詳しく解説します。作成するうえで注意したいポイントもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

パーソナルトレーナーはマンツーマンでトレーニング指導などをおこなう仕事

パーソナルトレーナーとは、スポーツジムなどにおいてマンツーマンでトレーニングの指導や栄養管理を実施する職種です。トレーニングの目的や個人の体質に適したメニューを提案します。

プロのスポーツ選手だけではなく、近年はダイエット・健康促進を目的にした一般の方も、パーソナルトレーナーの指導を受けるケースが増加中です。

一般的に、企業に雇用されてパーソナルトレーナーとして働くためには、履歴書を作成して書類選考に通過し、面接を受ける必要があります。

 

 

履歴書作成前に応募先企業の情報を収集・分析することが大切

「パーソナルトレーナー」という職種名で募集されていても、企業ごとに業務内容の詳細は異なります。たとえば、プロ選手の指導がメインの企業もあれば、一般人の指導がメインの企業もあるでしょう。

そのため、履歴書の作成前には、前提として応募先企業について理解することが重要です。求人広告はもちろん、応募先企業の公式サイトやブログなどもチェックし、どのような人材を求めているのかといった情報を収集・分析しましょう。

 

 

パーソナルトレーナーを採用する企業側がチェックする要素

以下は、パーソナルトレーナーを採用する企業側がチェックする可能性がある要素です。

 

  • 資格や実践経験などがあり即戦力となるか
  • スポーツへの興味・関心
  • パーソナルトレーナーの仕事に対する姿勢

 

それぞれに関して詳しく説明します。各要素を踏まえて、履歴書を作成しましょう。

 

資格や実践経験などがあり即戦力となるか

パーソナルトレーナーの採用をおこなう企業では、「即戦力として活躍できるか」をチェックするケースが多いです。企業側には、「採用からデビューまでの時間をできる限り短縮したい」という意向があります。

スクールや学校で実技スキルを磨いた経験がある応募者は、採用担当者から「業務内容を理解している」「即戦力として活躍できる」と判断されやすいでしょう。

また、「トレーニングが好き」「コミュニケーションが得意」などを強みにしている応募者も多いため、差別化するためにトレーナー関連の資格を取得するのも有効な手段です。資格を取得していれば、覚悟や努力が客観的に証明されます。

 

スポーツへの興味・関心

採用担当者は、応募者がスポーツ・運動が好きか否かをチェックすることがあります。履歴書にスポーツ経験が記載されている人材であれば、顧客へのトレーニング指導を楽しんで実施する可能性が想定され、プラスに評価されるでしょう。

また、資格を取得している場合、スポーツへの興味・関心が高いと判断してもらえるため、履歴書に記載して積極的にアピールすることをおすすめします。

 

パーソナルトレーナーの仕事に対する姿勢

仕事では、楽しいことばかりではなくときにはつらいこともあり、辛抱強さ・忍耐力も要求されます。パーソナルトレーナーという仕事に対する熱意がなければ、長続きしないかもしれません。

そのため、履歴書の志望動機欄などに記載された内容から情熱が感じられない場合、採用担当者が書類選考の時点で不採用にする可能性もあるでしょう。

また、姿勢だけではなくパーソナルトレーナーという職種や応募先企業における業務内容も正確に把握しなければいけません。応募先企業ならではの特徴を見つけて、その企業に志望する理由をまとめることが大切です。

 

 

パーソナルトレーナーの求人に応募する際の履歴書の作成方法

パーソナルトレーナーの求人に応募する場合を含めて、履歴書の正しい作成方法を理解することは大切です。

前提として、履歴書の志望動機欄などは「です・ます調」で記載しましょう。日付欄には、郵送での提出日または持参日(インターネット応募の場合は送信日)を記載します。「年」は、西暦ではなく、和暦(元号)を用いるのが一般的です。

以下、履歴書を作成する方法に関して、要素・項目ごとに詳しく説明します。

 

学歴欄の書き方

原則として、中学校卒業時点から記載を開始してください。職歴が多く、枠内に書ききれない場合は、高校卒業時点から記載を開始しましょう。

なお、高校は〇〇科(普通科・理数科など)まで、大学は学部・学科まで記載します。留学経験がある方は、留学先・期間も記載してください。空白期間に関しては、「就職活動期間」や「自己啓発期間」と表現することをおすすめします。

 

職歴欄の書き方

正式な会社名・所属部署名、および、担当した業務を記載しましょう。

職歴は、中途採用・転職において重要視される要素です。履歴書の職歴欄に記載する内容は、別途提出(中途採用の場合)する職務経歴書の記載内容と食い違いが生じないようにご注意ください。

 

志望動機欄の書き方

志望動機は以下の点を踏まえて、ご自身の言葉で記載しましょう。採用担当者にアピールするためには、応募先企業やご自身のスキルを深く分析する必要があります。

 

  • なぜパーソナルトレーナーとして働きたいのか
  • 同業他社ではなく、なぜ応募先企業での就業を志望するのか
  • ご自身のスキルはどのように応募先企業で活かせるのか

 

履歴書の志望動機欄は狭いので簡潔に記載しましょう。中途採用の場合、職務経歴書で詳細を記載することもご検討ください。

また、記載した内容は面接の際に質問される可能性があるため、口頭で説明できるように準備しておきましょう。

 

趣味・特技欄の書き方

原則として、できる限りパーソナルトレーナーに関係のある趣味・特技(筋トレなど)を記載することが望ましいです。たとえば、筋トレなどがあげられます。

また、スポーツの経験年数や出場大会など、スポーツ全般に関する経験を記載すれば、プラス評価を得やすくなるでしょう。

なお、パーソナルトレーナーに関係がない趣味・特技は絶対に記載してはいけないわけではありません。スポーツに関係がなくても、ユニークな趣味・特技であれば面接時に会話がはずむ可能性があります。

 

資格欄の書き方

こちらも基本的には、パーソナルトレーナーと関連性がある資格を記載しましょう。民間資格の場合は、認定団体名も付記します。

パーソナルトレーナーと関連性がない資格しか有していない場合でも、採用担当者が応募者のバックグラウンドを把握することにつながり、プラスの効果が生じる可能性があります。

ただし、関連性がない資格を大量に記載すると、仕事内容と志向性が異なると判断されてマイナスの効果を及ぼす可能性があるため、精査をして重要な資格のみ記載するのがおすすめです。

なお、応募時点で資格を保有していない場合は、空欄のまま提出するよりも、これから取得する予定の資格を記載するほうが良いでしょう。

 

本人希望欄の書き方

本人希望欄には、「貴社の規定に従います。」と記載することが一般的です。給与・休日などの労働条件面に希望がある場合は、履歴書に記載するのではなく、面接時に相談しましょう。

なお、「多少であれば本音を書いても良い」と考える採用担当者も存在します。ご自身が貢献できそうな職種・部署、得意な業務内容を記述するのであれば、「意志がしっかりとした人物」として肯定的に評価される場合もあるでしょう。

ただし、ご自身の希望ばかり記載すると、自己中心的な人物とみなされるリスクがあるためご注意ください。

 

写真のポイント

履歴書の写真には、直近3ヵ月以内に撮影したものを使用します。社会人らしい髪型・服装で撮影し、履歴書の写真欄に曲がらないよう丁寧に貼りましょう。

履歴書の写真撮影時には、顎を少し引いて目をしっかりと開き、口を閉じた状態かつ柔らかい表情で写ることが望ましいとされています。

なお、写真のサイズは「縦36~40mm・横24~30mm」が一般的です。

 

 

パーソナルトレーナー志望者が履歴書を作成する際の注意点

以下は、パーソナルトレーナー志望者が履歴書を作成する際に注意するべき点です。

 

  • 企業に応じて手書き・パソコンでの作成を判断する
  • 虚偽の情報は記入しない

 

それぞれに関して詳しく説明します。

 

企業に応じて手書き・パソコンでの作成を判断する

近年、パソコンで履歴書を作成しても良いという企業も増加しています。パソコンで作成することを公式サイトやスタッフブログなどで推奨している企業に関しては、パソコンで履歴書を作成しましょう。

パソコン操作に慣れている方であればスムーズに作成でき、パソコンで作成した履歴書を提出すれば、基本的なITスキルがあることを証明できるのもメリットです。

ただし、「手書きのほうが、個性が出やすく人柄が伝わる」と考える採用担当者も存在します。企業サイトやスタッフブログなどに、パソコンでの作成を推奨する旨の記載が見受けられない場合は、手書きで作成するほうが無難です。

なお、応募フォームなどのインターネット経由で履歴書を送付する場合は、パソコンで作成したファイルで問題ありません。

 

虚偽の情報は記入しない

採用された場合、履歴書は一般的に人事部で保管されます。後日、虚偽であることが判明した場合、解雇される可能性があるためご注意ください。絶対に虚偽の情報を記入してはいけません。

最高裁判所の判決(炭研精工事件、最高裁判所第一小法廷平成3年9月19日)では、「経歴詐称は懲戒解雇の事由になる」という立場です。経歴詐称は労使間の信頼を裏切る行為であり、適正な人員配置を誤らせることになりかねないという主旨の理由が示されています。

 

 

採用担当者からネガティブな評価を受ける可能性がある要素

以下は、採用担当者からネガティブな評価を受ける可能性がある要素です。

 

  • 文字の書き方が雑で誤字・脱字がある
  • ご自身の希望ばかりを記載する

 

各要素に関して詳しく説明します。

 

文字の書き方が雑で誤字・脱字がある

採用担当者は、数多くの履歴書に目を通しています。文字の書き方が雑だったり、誤字・脱字があったりすると、内容にかかわらずネガティブな評価を受ける可能性があるためご注意ください。

記載時にミスした場合には修正テープを使用するのではなく、新しく履歴書を作成し直すことをおすすめします。

 

ご自身の希望ばかりを記載する

上述したように、本人希望欄には「貴社の規定に従います。」と書くことが一般的であるものの、多少の希望を書いても良いとするケースもあります。

とはいえ、ご自身の希望ばかりを記述すると、自己中心的な人物とみなされ、書類選考の段階で不採用にされるかもしれません。採否を決定する権限を有する担当者がネガティブに感じる可能性がある内容は、履歴書に記述しないほうが良いでしょう。

 

 

採用担当者の心に響く履歴書を作成するコツ

以下は、採用担当者の心に響く履歴書を作成するコツです。

 

  • 志望動機は結論から先に書く
  • 数字を使って具体的な成果を説明する

 

それぞれに関して詳しく説明します。

 

志望動機は結論から先に書く

志望動機欄の内容は、結論から先に書きましょう。重要な情報が後方に書かれていると、相手に伝わりにくいことにご留意ください。

おすすめは、「PREP法」を用いて志望動機を作成することです。PREP法とは、以下の順番で文章を構成する方法です。

 

  1.  結論(Point):最初に結論を述べる
  2.  理由・根拠(Reason):次に結論の理由・根拠を述べる
  3.  具体例・エピソード(Example):具体例・エピソードを示す
  4.  まとめの結論(Point):最後に結論を繰り返す

 

上記の流れを意識して志望動機を書くと説得力が増し、採用担当者に伝わりやすくなるでしょう。

 

数字を使って具体的な成果を説明する

数字を使って説明するほうが、エピソードや経験の具体的なイメージが採用担当者に伝わりやすいです。

たとえば、単に「野球部のキャプテンを務めていました。」と書くだけでは、漠然としており、詳細をイメージできません。しかし、「50名の部員が所属し、全国大会に出場した経験がある野球部のキャプテンを務めていました。」と書けば、採用担当者が応募者のリーダーシップや果たしてきた役割を想像しやすいでしょう。

 

 

トレーナースクールへ通い就職活動のサポートを受ける方法も

パーソナルトレーナーの求人に応募する際には、履歴書の書き方にこだわることは重要です。加えて、スキルをアップしたり経験を積んだりすれば、履歴書に書ける内容が増えて、より採用担当者の目に留まりやすくなるかもしれません。

スキルアップの手段として、トレーナー育成スクールへ通う方法も選択肢のひとつです。トレーナー育成スクールではトレーナーとしての実践的な技術を学べるほか、トレーナー関連の資格取得をサポートしている場合もあります。

また、スクールによっては、就職・転職活動のサポートを実施しているケースがあるのもメリットです。履歴書の作成方法に関してアドバイスを受ければ、1人で就職・転職活動を進める場合よりも、採用される可能性が高まるでしょう。

更に、スクールによっては、提携しているパーソナルジムへの就職を斡旋してくれる場合もあります。詳細な内容はトレーナー育成スクールによって異なるため、詳細を確認・比較したうえで、通学するスクールを選びましょう。

 

 

まとめ

スポーツジムなどを運営する企業にパーソナルトレーナーとして採用されるためには、応募先企業の業務内容やご自身のスキルなどを分析したうえで、適切に履歴書を作成する必要があります。

1人で就職・転職活動を続けることに不安がある方は、トレーナー育成スクールに通ってスキルを習得しつつ、履歴書の添削や面接指導を受けてはいかがでしょうか。1人で就職・転職活動に挑戦するよりも、アドバイスを受けるほうが、採用担当者に評価される可能性が高まります。

 

 

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