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2024.04.23コラム

整体師の仕事がきつい理由は?きついときの対処法や向いている方の特徴などを解説

整体師の仕事はきついといわれることが多い仕事です。職場や働き方によってはきつくない可能性もありますが、整体師として働きたいと考えている方は、きついといわれる理由を事前に知っておくと良いでしょう。

この記事では、整体師の仕事がきついといわれる理由について解説する。整体師を目指している方は参考にしてください。

 

整体師の仕事がきつい理由は?

整体師の仕事がきついといわれる理由は以下のとおりです。

  • 身体がつらい
  • 年収が少ない
  • 労働時間が長い
  • クレームをいわれる
  • 将来が不安

上記を順番に解説します。

 

整体師の仕事がきつい理由①身体がつらい

整体師の仕事がきついといわれる理由で多いのは、身体がつらいということです。

整体師の仕事は基本的に肉体労働で、施術中は立ちっぱなしになり、施術内容によっては腰を曲げるため、腰痛持ちや腱鞘炎の整体師も珍しくありません。

1日に多くのお客さまに施術をおこなうこともあり、ある程度の体力が必要になると覚えておきましょう。

 

整体師の仕事がきつい理由②年収が少ない

整体師は職場によって年収が異なりますが、月給30万円前後が多く、ボーナスを含めた平均年収は約390万円です※1。

国税庁が発表している「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、日本の平均給与は約458万円になります※2。日本の平均年収と比べると、整体師の平均年収は低いです。

年収がほかの職業に比べて少ないとモチベーションが上がりづらく、きついと感じやすくなります。

なお、整体師は似た内容の仕事と比較したとき、特別低いわけではありません。

次の表は、整体師に似た仕事の平均年収をまとめたものです。

職種 平均年収
整体師 約390万円
はり師※3 約388万円
あん摩マッサージ※4 約382万円
柔道整復師※5 約379万円

 

実際の年収は働き方や職場によって異なりますが、整体師や整体師に似た内容の仕事の平均年収は、ほとんど変わりません。

※1出典:求人ボックス「整体師」
※2出典:国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」
※3出典:求人ボックス「鍼灸師」
※4出典:求人ボックス「あん摩マッサージ指圧師」
※5出典:求人ボックス「柔道整復師」

 

整体師の仕事がきつい理由③労働時間が長い

職場にもよりますが、整体師の仕事は1日8時間~12時間も労働し、土日祝も営業していて、休みが少ないというケースも珍しくありません。

職場の人数が多ければ休める可能性はありますが、人数が少ないと仕事量が増えてしまいきつく感じます。

労働時間や休日などは職場によって異なるため、募集内容をしっかりと確認しましょう。

 

整体師の仕事がきつい理由④クレームをいわれる

整体師の仕事がきつい理由として、施術したお客さまからクレームをいわれることもあげられます。

施術をしても、お客さまの問題が必ず解決するとは限りません。施術をしたのに改善しない、あるいはかえって悪化したとクレームをいわれた場合は、対応する必要があります。

 

整体師の仕事がきつい理由⑤将来が不安

整体師の仕事がきついといわれる最後の理由は、将来が不安なことです。

整体師の仕事は日本の平均年収よりも少なく、肉体的にきついことが多いため腰痛や腱鞘炎を患っている方も珍しくありません。

若いうちは体力があり、家庭を持っていないため問題はないように思えても、年齢が上がるにつれて体力が衰え、家族が増えたときに将来が不安になることがあります。

 

整体師がきついときの対処法

整体師がきついと感じたときは、次の対処法を試してみましょう。

  • 知識や技術を磨く
  • 資格を取得する
  • 転職する
  • 開業する

上記を順番に解説します。

 

知識や技術を磨く

整体師は関節や骨格などの歪みを手や足による施術で矯正する仕事です。

身に付けた知識や技術が、収入や労働時間などに直結する可能性があります。そのため、整体師の仕事がきついと感じている方は、ご自身の知識や技術を磨くことを検討してみましょう。

 

資格を取得する

整体師になるために必須の資格はありません。無資格でも、整体師として就職することは可能です。

しかし、次のような資格を取得できれば、整体師としての業務の範囲が広がり、給与のアップや、もっと良い職場への転職につながる可能性はあります。

 

  概要
はり師 身体のツボをはりで刺激して、人間の自然治癒力を活性化させる
あん摩マッサージ 身体の痛みやコリに対して、押しや揉み、叩きなどの指圧やマッサージで血行を良くする
柔道整復師 損傷に対して医療補助的方法により回復を図る

 

仕事の幅を広げるだけでなく、上記の資格を取得する過程で身体の構造や症状などに詳しくなるため、知識や技術を磨くことにもつながります。整体師として働いていてさらに知識を得たい方は、資格取得の勉強を始めてみましょう。

 

転職する

整体師の職場によって労働時間や休日、収入などは異なり、働き方によっては、平均年収以上の収入を得ることも可能です。

劇的に変わるとは限りませんが、現在の職場できついと感じているなら転職も検討してみましょう。

 

開業する

ある程度の経験を積んだら、ご自身で開業することも選択肢のひとつです。

開業すれば、価格をご自身で決めることができ、従業員を雇って働いてもらうこともできるため、体力が衰えていても整体師を続けられます。

整体師として開業するための資格はありませんが、はり師やあん摩マッサージなどの資格を持っていると施術内容を増やせるため、クライアント獲得につながる可能性は高いです。

開業を考えている方は、資格の取得も一緒に考えてみましょう。

 

整体師が向いている方の特徴

 

整体師が向いている方の特徴は以下のとおりです。

  • 誰かと関わりたい方
  • 身体に関する興味を持っている方
  • 感謝される仕事をしたい方

上記を順番に解説します。

 

誰かと関わりたい方

整体師は手技によって骨格の歪みを調整して、お客さまの不調を改善するサービス業です。

サービス業はお客さまと対面してサービスを提供する機会が多い仕事のため、コミュニケーションを取ることが多い傾向があります。

そのため、整体師は誰かと関わりながら働きたい方におすすめの仕事です。

 

身体に関する興味を持っている方

整体師の仕事はお客さまの身体の不調を改善することであるため、人体の基礎的な構造や生理、解剖学などの知識が必要です。

整体師を目指せる専門学校や、資格試験では基礎的な医学知識の習得を求められるため、身体に関して興味を持っている方にも向いています。

 

感謝される仕事をしたい方

整体師はお客さまの身体の不調を改善する仕事のため、施術をすると「ありがとう」と感謝されることがあります。

全員から感謝されるとは限りませんが、お客さまの感謝や喜びを励みにして働ける方は整体師を目指してみましょう。

 

整体師の仕事に役立つ資格を勉強する方法

整体師の仕事に役立つ資格を取得する方法は以下のとおりです。

  • 独学
  • 専門学校や大学に通う
  • トレーナー育成スクールに通う

上記を順番に解説します。

 

独学

整体師の資格によっては独学で取得することが可能です。

たとえば、NSCA-CPTはトレーニングの知識に加え、医学的、運動生理学的な専門知識を身に付けたことを証明する資格になります。パーソナルトレーナー向きの資格ではありますが、整体師の仕事に役立つ知識や技術が身に付くためおすすめです。

NSCA-CPTは独学で取得できる可能性があります。独学の場合はほかの方法に比べて費用が少なく済み、ご自身のスケジュールにあわせて学ぶことが可能です。

 

専門学校や大学に通う

専門学校や大学では、「あん摩マッサージ指圧師科」や「鍼灸科」などのコースがあり、整体師に役立つ国家資格を取得する要件を満たせます。

卒業時に国家資格を取得できれば、整体師としての仕事の幅も広がるためおすすめです。

ただし、ほかの方法に比べて費用が高く、卒業や資格取得までに時間がかかる点に注意しましょう。

 

トレーナー育成スクールに通う

NSCA-CPTやNSCA-CSCS、NESTA-PFTなどのパーソナルトレーナー向けの資格取得に特化したスクールで身体の構造に関する知識や技術を磨くことができます。

専門学校や大学に比べると入学金や授業料などの費用が節約でき、卒業までの時間が短いです。トレーナー育成スクールによっては夜間コースやオンライン授業などで学べるため、整体師として働きながらでも資格取得の勉強ができます。

 

まとめ

整体師がきついといわれる理由は以下のとおりです。

  • 身体がつらい
  • 年収が少ない
  • 労働時間が長い
  • クレームをいわれる
  • 将来が不安

きつい場合の対処法として条件の良い職場への転職や整体師として開業するなどもありますが、まずは知識や技術を磨いたり、資格取得を目指したりすることから始めてみましょう。

 

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ASPトレーナースクールではNSCA-CPTやNSCA-CSCS、NESTA-PFTの取得を目指せるカリキュラムがあります。

マンツーマンレッスンにより初心者でも取得でき、夜間や休日にカリキュラムを受けることも可能です。整体師としての知識や技術を磨くための資格取得を考えている方は、まずは無料体験授業を受講してみましょう。
 

 

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