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2024.08.26コラム

テーピングの資格とは?資格を取得するまでの流れやメリット、他のおすすめの資格を紹介

テーピングの方法に関する資格は複数あり、一般社団法人キネシオテーピング協会が認定している資格が有名です。

テーピングをおこなうために資格は必須ではありませんが、資格を取得すれば正しい方法が身につきます。テーピングの正しい方法を実践できるようになりたい方は、資格取得を検討してみましょう。

この記事では、テーピングの資格について解説します。テーピングの資格に興味がある方は参考にしてください。

テーピングの資格

テーピングの資格でもっとも有名なのは、一般社団法人キネシオテーピング協会が認定している民間資格です※1。

一般社団法人キネシオテーピング協会は国内外に支部を持つ大きな組織で、パーソナルトレーナーだけでなく、学生や部活動のマネージャー、介護施設で働く方も取得しているため、テーピングの資格を必要としている方は検討しましょう。

ただし、一般社団法人キネシオテーピング協会の認定資格は複数あるため、順番に解説します。

※1出典:一般社団法人 キネシオテーピング協会「日本から世界へ」

 

KTAM(h3)

KTAMはキネシオテーピングの入門編のような資格です※2。

取得要件 キネシオテーピング基礎講座の受講後に登録される
合格率 受講すれば全員合格
取得までの費用 16,500円(税込)

正式名称はKinesio Taping Association Memberで、接骨院や病院で開催されているキネシオテーピング基礎講座を受講すると登録されます。

基礎講座ではキネシオテーピング法の概念や、テーピングの効果などの講義、実際のテーピングの方法を学ぶことが可能です。

厳密には資格ではなく、キネシオテーピングの一般会員への登録で、6ヵ月が経過すると削除されるため注意しましょう。

※2出典:一般社団法人 キネシオテーピング協会「資格体系から試験」

 

CKTT

CKTTとは、キネシオテーピングの基礎を修得し、実践できるという証明の資格です※3。

取得要件 KTAMが学科試験を受けて合格する
合格率 不明
取得までの費用 試験費用:5,500円(税込)
年会費:7,000円(税込)

正式名称はCertified Kinesio Taping Technicianで、KTAMの認定を受けた方が6ヵ月以内に学科試験を受けて合格すると資格を取得できます。

CKTTになると、怪我の見立てやテーピングの巻き方などの講座を追加で受講できるため、より実践的な知識や技術を身に付けることが可能です。

KTAMと違い、年会費を支払えば資格が消えることは無いため、テーピングの資格取得を考えている方は、まずはCKTTまで取得してみましょう。

※3出典:一般社団法人 キネシオテーピング協会「資格体系から試験」

 

CKTP

CKTPとは、キネシオテーピングを用いて、治癒力増進を目的とした施術が可能になる資格です※4。

取得要件 CKTTを取得後に指定された4つの講座を受講し、CKTP試験に合格する
合格率 不明
取得までの費用 試験費用:27,500円(税込)
登録料:20,000円(税込)
年会費:15,000円(税込)

正式名称はCertified Kinesio Taping Practitionerで、CKTTを獲得した方が指定された4つの講座を受講後に、CKTP試験に合格すると取得できます。

取得すれば、人間が持っている自然治癒力の増進を目的としたキネシオテーピング法を理解し、実践できるという証明が可能です。

さまざまな現場で幅広く役立つ技術を身につけられるため、トレーナーや医療現場などで実践できるテーピングを学びたい方は、CKTPの取得を目指しましょう。

※4出典:一般社団法人 キネシオテーピング協会「資格体系から試験」

 

CKTI

CKTIは、キネシオテーピングを学びたい人に指導できる方の資格です※5。

取得要件 CKTPを取得後に、指定された講座を受講後に、CKTI試験に合格する
合格率 不明
取得までの費用 試験費用:27,500円(税込)
登録料:30,000円(税込)
年会費:15,000円(税込)

正式名称はCertified Kinesio Taping Instructorで、文字通りキネシオテーピング法を教えるインストラクターの資格です。

取得すればキネシオテーピング法を学びたい方を対象に正しく指導、実践でき、キネシオテーピング法の普及活動にも関われます。

ただし、取得するためには指導員養成講座を受ける必要があり、取得難易度は高いです。

※5出典:一般社団法人 キネシオテーピング協会「資格体系から試験」

 

 

テーピングの資格を取得するまでの流れ

テーピングの資格を取得するまでの流れは以下のとおりです。

  1.  基礎講座を受講する
  2.  試験を受けて合格すればCKTTの資格を得る
  3.  指定された4つの講座を受講する
  4.  CKTPの試験に合格する
  5.  指導員養成講座を受講する
  6.  CKTIの試験に合格する

キネシオテーピング法の資格は複数ありますが、ひとつずつ順番に取得しないと、次の資格を受験できません。そのため、最初は基礎講座から始めましょう。

 

テーピングの資格を取得するための費用

キネシオテーピング法の資格を取得するためには、講座の受講と試験が必須のため、次のような費用が発生します。

  講座費用 試験費用
CKTT 16,500円(税込) 5,500円(税込)
CKTP 22,000円(税込)×4 27,500円(税込)
CKTI 不明 27,500円(税込)

CKTTを取得するためには、基礎講座を受講してから、学科試験を受ける必要があります。なお、基礎講座の会場によっては、終了後にそのままCKTT資格試験を無料でおこなうケースがあるため、内容を確認しておきましょう。

 

CKTPを取得するためには、指定された4つの講座を受講してから、実技と学科で構成された試験に合格する必要があります。学科の試験は自宅のパソコンやスマートフォンから受けることが可能です。

 

CKTIを取得するためには、指導員養成講座を受講してから、実技と学科で構成された試験に合格する必要があります。出題範囲が広く、問題数も多いので、しっかりと準備してから受験しましょう。

 

テーピングの資格を取得するメリット

テーピングの資格を取得するメリットは以下のとおりです。

  • 怪我の予防や応急処置がおこなえる
  • 正しいテーピングの方法を覚えられる
  • 仕事に活かせるようになる

上記を順番に解説します。

 

怪我の予防や応急処置がおこなえる

テーピングには次のような効果があるとされています。

  • 関節可動域の制限
  • 患部の圧迫
  • 筋や靭帯の保護や強化

テーピングをすることで、動きを制限して怪我の悪化を防いだり、圧迫で腫れをおさえて炎症の広がりを食い止めたり、リハビリを安全におこなったりすることが可能です。

正しいテーピングの方法を覚えることで、怪我の予防や応急処置など、スポーツやトレーニングをする方と関わるときに役立ちます。

 

正しいテーピングの方法を覚えられる

テーピングは怪我の予防や応急処置などに役立ちますが、不適切な方法だと血流を阻害したり、身体に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。

テーピングをおこなうために資格は必要ありませんが、資格を取得すれば正しい方法を覚え、実践できるようになります。

 

仕事に活かせるようになる

テーピングの資格は民間資格のため、取得したからといって仕事に就けるわけではありません。

しかし、テーピングをする機会が多い次のような仕事の場合、活かせる場面が多いです。

  • パーソナルトレーナー
  • アスレティックトレーナー
  • 理学療法士
  • 接骨院や整骨院
  • 整形外科
  • 介護施設

上記のような仕事、あるいは職場で働いている方はテーピングの資格を取得しておくと良いでしょう。

 

 

テーピングの資格はどんな方におすすめ?

テーピングの資格がおすすめの方は以下のとおりです。

 

  • アスリートを支える方
  • 介護施設や病院で働く方
  • トレーナー

上記を順番に解説します。

 

アスリートを支える方

アスリートやスポーツをしている方は怪我をする可能性が高いです。

そのため、アスリートをサポートするようなマネージャーや家族の方が資格を取得していれば、怪我をしたときに素早く対処できます。

 

介護施設や病院で働く方

介護施設や病院で働いている方は、利用者に対してテーピングを施す機会が多いです。

テーピングは正常な位置に筋肉や身体の動きを戻し、動作を改善する働きが期待できます。

場合によっては、利用者の歩行や行動が楽になり喜ばれる可能性があるため、介護施設や病院で働いている方は資格を取得して、実践してみましょう。

 

トレーナー

アスリートや一般の方を指導するトレーナーも、テーピングの資格取得をおすすめします。

トレーナーは利用者が怪我をしないように注意しながらトレーニング指導しますが、万が一の事態が発生する可能性を否定できません。

テーピングの資格を取得していれば、なにかあったときにすぐに対処できるようになるので、トレーナーとして働く方は取得を検討しましょう。

 

 

テーピングの資格以外に持っておきたい資格

アスリートと接する機会が多い方は、テーピングの資格以外に、NSCA-CPTやNESTA-PFTを取得しておくと良いでしょう。

NSCA-CPTとNESTA-PFTを順番に解説します。

 

NSCA-CPT

NSCA-CPTとは、NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)が認定しているパーソナルトレーナー向けの資格です※6。

取得要件 高校を卒業している、あるいは高卒認定試験に合格している
18歳以上
NSCAジャパンの正会員か学生会員
有効なCPR/AEDの認定者※7
難易度 82.3%(2022年度)
取得までの費用 独学なら約8万円~約9万円

NSCA-CPTを取得すれば、年齢や性別、経験を問わず、幅広い層に対して指導するための知識やスキルを身につけることができます。

また、トレーニングの知識に加え、医学的、運動生理学的な専門知識とトレーニングの指導スキルを磨けるため、パーソナルトレーナーを目指す方は取得しましょう。

※6出典:NSCA「NSCA認定資格とは」
※7資格認定に有効なCPR/AEDの認定には条件があります。

 

NESTA-PFT

NESTA-PFTとは、NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)が認定しているパーソナルトレーナー向けの資格です※8。

取得要件 必須要件
(全部満たす必要がある)
NESTA JAPANからPFTテキストを購入済み
CPR・AEDの技能を習得・保持している
日本国籍または、日本での就労可能な在留資格を有する
満18歳以上で、高等学校卒業以上の者、高等学校卒業程度認定資格試験合格者、またはNESTAが認定する教育カリキュラム修了者
該当要件
(ひとつ以上に該当する)
1年以上のパーソナルトレーナー・インストラクターなどの実務経験がある
1年以上の運動部指導、フィットネス企業勤務経験がある
体育系または、医療系の大学・専門学校を卒業している
NESTAの認定する養成講座、養成コース(認定校・認定アカデミー含む)を受講済みである
難易度 50%~60%
取得までの費用 独学なら約8万円~約21万円

NESTA-PFTを取得する過程で人の体に関する幅広い知識や、トレーニングに関する知識などを身につけられるため、パーソナルトレーナーの仕事に役立ちます。

また、顧客獲得に必要なコミュニケーション能力やビジネススキルを磨くことも可能なため、将来的に独立を考えている方は、資格取得を検討してみましょう。

※8 出典:NESTA JAPAN(ネスタジャパン) -全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会「NESTA PFT認定 取得までの流れ」

 

 

まとめ

テーピングの資格は、一般社団法人キネシオテーピング協会の民間資格がもっとも有名で、資格を取得すれば、正しいテーピングの方法が身につけられます。

テーピングは正しい方法を身につけることで、怪我の予防や応急処置などの場面で役立つ技術です。そのため、テーピングをおこなう機会が多い方は、テーピングの資格を取得しましょう。

また、テーピングの資格以外にも、NSCA-CPTやNESTA-PFTを取得しておくと、仕事に活かせる場合があるので、検討すると良いです。

 

 

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