日本国内ではタトゥーに対してネガティブなイメージを持つ方も一部おり、人と接する機会が多い職種はタトゥーNGとされている場合もあります。パーソナルトレーナーを目指すうえで、身体にタトゥーが入っていても問題ないのかどうか気になる方は多いでしょう。
この記事では、タトゥーがある方でもパーソナルトレーナーとして働けるのかどうか、パーソナルトレーナーを目指すうえで重要なスキルについて解説します。
身体にタトゥーが入っていてもパーソナルトレーナーとして勤務できる?
結論からいうと、身体にタトゥーを入れている方がパーソナルトレーナーとして働けるかどうかは、ジムによって異なります。
タトゥーを個性の表現のひとつとしてポジティブに捉えるジムなら、タトゥーが入っていても働ける可能性は十分あるでしょう。実際、パーソナルトレーナーの求人を出しているジムの中には、「清潔感さえあればタトゥーOK」としている施設もあります。
そのため、タトゥーが入っているからといってパーソナルトレーナーの道を諦める必要はありません。
大手フィットネスクラブの場合は基本的にタトゥーNG
大手フィットネスクラブでは、トレーナーも利用者もタトゥーNGとされている場合が多いです。
人の多様性を受け入れることが重要視されている昨今では、自己表現やファッションとしてタトゥーを入れる方も増えてきました。しかし、なかにはタトゥーに対してネガティブな印象を持つ方もいます。
とくに大手フィットネスクラブは利用者の層が幅広く、タトゥーに対してネガティブな印象を持つ方が利用する可能性も考えられます。こうした顧客への配慮から、多くの大手フィットネスクラブではタトゥーNGとしている傾向があります。
パーソナルトレーナーとして働く場合はタトゥーを隠すのが基本
なかにはタトゥーOKとするジムもありますが、パーソナルトレーナーとして実際に働く際はタトゥーを隠すのが基本です。
タトゥーを隠すのが基本とされるおもな理由は、タトゥーに対してネガティブな印象を持つ方でもストレスなく指導を受けてもらうためだと考えられます。
また、自由度の高いジムだとしても、1対1の環境下でお客さまにより快適にトレーニングをおこなってもらえるよう、タトゥーを隠しながらの指導が必要な場合もあります。
タトゥーOKのジムで働く際は、念のためにタトゥーを隠せるシールやサポーターなどを準備すると良いでしょう。
タトゥーが入っている方がパーソナルトレーナーとして働く方法
雇用契約を結んで働けるタトゥーOKのジムがなかなか見つからない場合は、フリーランスのパーソナルトレーナーとして働くのも選択肢のひとつです。
フリーランスのパーソナルトレーナーには、「業務委託型」と「派遣型」の2つの働き方があります。
業務委託型のパーソナルトレーナーは、パーソナルジムやフィットネスクラブと契約を交わし、スペースを間借りしてお客さまにトレーニング指導をおこなう働き方です。
一方、派遣型のパーソナルトレーナーとは、個人やチームと契約を交わしてトレーニング指導をおこなう働き方のことを指します。派遣型ならパーソナルジムやフィットネスクラブが契約内容に盛り込む制約を受けないため、タトゥーの有無を気にせず働けます。
ただし、フリーランスとして仕事を続けるためには、ある程度の集客力が必要です。SNSでの情報発信やウェブサイトの開設など、集客の工夫をしながら働く必要があることは覚えておきましょう。
タトゥーが入っている方がパーソナルトレーナーを目指すために大切なことは?
タトゥーが入っている方がパーソナルトレーナーを目指す場合は、ご自身のスキルを高めることが重要です。
タトゥーOKとするジムだとしても、面接担当者がタトゥーにネガティブなイメージを持っている可能性も考えられます。しかし、タトゥーの有無が気にならないような高いスキルを持っていることで、採用される可能性がより高まります。
また、フリーランスとして活動するケースでは、高いスキルを有することはご自身にとっての大きな強みです。スキルの高さはリピート率の増加にもつながり、安定して仕事を得られるようになるでしょう。
このように、ご自身のスキルを高めることはさまざまなメリットを生み出します。以下ではパーソナルトレーナーを目指すうえで重要なスキルを3つ紹介するので、ぜひ心がけてください。
トレーニングに関する知識
当然ながら、パーソナルトレーナーになるためにはトレーニングに関する知識を身につけることが大切です。
トレーニングに関する知識と一口にいってもその幅は広く、基本的なトレーニング方法はもちろん、筋肉の働きや食事に含まれる栄養素などさまざまなことを学ぶ必要があります。
また、お客さまに対して最適なトレーニングメニューを提案するには、機能解剖学の知識も必要です。機能解剖学を通して人の身体の構造やしくみを理解することで、お客さまの身体の状態に適したメニューで指導をおこなえるようになります。
コミュニケーションスキル
1対1で指導をするパーソナルトレーナーは、コミュニケーション能力も必要です。
正しいトレーニング方法を伝えるとき、個人に合わせたトレーニングメニューを作成するためにカウンセリングをおこなうときなど、さまざまな場面でコミュニケーション能力が求められます。
カウンセリングスキル
パーソナルトレーナーを目指すなら、カウンセリングスキルも高めておきましょう。
1人1人のニーズに合ったトレーニングメニューを作成するためには、必要な情報を引き出すためのカウンセリングスキルが必要です。カウンセリングを通してお客さまの状況や目指すゴールを正しく把握することで、より適切なトレーニングメニューを作成できます。
まとめ
スポーツジムによっては、身体にタトゥーが入っていてもパーソナルトレーナーとして働けます。
ただし、タトゥーNGとするジムも少なくないため、どうしても勤務先の選択肢は限られてしまいます。タトゥーの有無を気にせず働きたいなら、フリーランスとしての働き方も検討してみてください。
また、タトゥーが入っている方がパーソナルトレーナーを目指す場合は、ご自身のスキルを高めることがより重要となります。スキルを高めたい場合は、幅広い知識を習得できるトレーナー育成スクールの受講を検討しましょう。
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