こんばんわ!
ASPトレーナースクールです!
度重なる寒波の到来で寒い日が続いていましたが、ようやく暖かくなってきましたね♫
しかし、まだまだコロナウイルスが猛威を振るっています!気を引き締めて勉強していきましょう!
今回はNSCAの生理学「エネルギー供給機構」についての問題とその解説になります!
試験だけではなく、実際にトレーニングメニューを考える際にもきっと役立つ内容ですよ♫
それではやっていきましょう!
問題:乳酸生産の原因となるものはどれか?
a.ホスファゲン機構
b.遅い解糖系
c.速い解糖系
d.脂質の酸化
回答:C
ATPは筋肉を動かすエネルギーですね。筋肉にはATPが元々存在しています。ATP-CP系は、筋肉に元々存在するATPとクレアチンリン酸=CPを利用して、エネルギーを得ようとするものです。ATPは分解されるとエネルギーを放出して、リン酸=Pを1個分離したアデノシン二リン酸ADPとなります。
反応式:ATP → ADP + P
活動により、ADPはどうなるの?を解決してくれる1つがホスファゲン機構です。ADPを再び活動エネルギーのATPに再合成してくれるのです。その仕組みが、以下の式です。
反応式:ADP + P → ATP+クレアチン
CPが分解されCとPになり、PがADPと結合し、ATP +クレアチンになります。これでまた活動できるようになるわけですね!
ATPを解糖系で再合成するシステムは「速い解糖」と「遅い解糖」の2つのルートに分かれます。
遅い解糖系では発生しないのに、速い解糖系では発生する物質があります!
それは乳酸です。 ←これを知ってれば答えは簡単。詳しい説明です♫
解糖系のシステムではその名の通り、糖質を分解してATPを再合成します。
そして、「速い解糖」では代謝の結果として乳酸が生産されます。
そもそも筋肉が動くためにはエネルギーが必要でしたね。そして、そのエネルギーはATPという分子が分解される時に発生します。つまり、ATPを分解し続ければエネルギーは無限に生まれ続けるという事になりますが、ATPの数には限りがあります。
なので、体中でATPを補給するメカニズムが必要になってきます。そのメカニズムのうちの1つが解糖系です!
乳酸ができるまで
速い解糖では、グルコースという糖質を使って、リン酸とADPからATPを再合成します。
グルコース+P+ADP→ATP+乳酸イオン
ATPが出来たから、これでエネルギーも確保できたぜー!!と、喜びたいところですが、なにやら見慣れない文字が…。
勘のいい人は気づいたと思いますが、再合成の過程で「乳酸イオン」も一緒に出来ています!!
乳酸イオンとは簡単に言うと、乳酸です。
・何百段もある階段を登ったとき感じる脚の疲労感。
・激しい運動をしているときに感じる筋肉の疲労感。
疲労を感じる時によく話題にでてくる、あの乳酸です。
練習の厳しい部に所属したことのある方はイメージできると思います!
「乳酸やべーー!」と、部のメンバーで叫びますよね!^^ あの乳酸です!
運動強度が高く、酸素がない場合では、グルコースは解糖系でピルビン酸を経て、乳酸まで代謝が進みます。
しかし、運動強度が低く、酸素が十分にある場合では、解糖系はピルビン酸で代謝が停止して、そのピルビン酸がアセチルCoAに変換されるのです。このアセチルCoAを分解される過程でATPを得ることができます。
アセチルCoAはクエン酸回路というシステムで長時間エネルギーを生み出してくれます!
つまり、酸素を十分に確保できるくらい運動強度が低ければ乳酸は発生しないのです♫
運動時には、まずグリコーゲンが優先的に利用されますが、やがて脂肪の利用が始まります。
また、脂肪酸の酸化には大量の酸素を必要とされます。ダイエットには瞬発的な激しい運動よりも持続的な有酸素運動の方が有効であると言われますが、それは酸素が必要だからです!
いかがでしたか?
今回は人間の目には直接見ることが出来ない「エネルギー」の世界についての内容でしたね!
きっと苦手な方も多いはず!でもエネルギー供給機構を知っているかどうかでトレーナーとしてのレベルは俄然変わってきますので、がんばりましょう♫
もちろん、ASPトレーナースクールに入校していただければ、知識、経験共に豊富なトレーナー陣があなたの理解を徹底サポート!!
あなたを超一流のトレーナーへなれるまでエスコートいたします♫
最後までありがとうございました^^ 次回もお楽しみに♫
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