こんにちは!
ASPトレーナースクールの大塚です!
本日は
17章 「プライオメトリックトレーニングとスピードトレーニング」
についての問題および解説です!
答え:d「アイソメトリック」
そもそもストレッチ・ショートニング・サイクルとは何なのでしょうか!?
ストレッチ・ショートニング・サイクルとは、反動を使うことで筋の動員を最大限まで増大させる仕組みを説明するモデルのことを言います。
例えば、ジャンプをする際には、高く飛ぶために一度しゃがみこんでから地面を蹴りますよね!
あの一連の動きがまさしくストレッチ・ショートニング・サイクルです。
その頭文字を取ってSSC(Strech Shortning Cycle)や、伸張-短縮サイクルとよんだりもします。
ストレッチ・ショートニング・サイクルは3つの局面に分けられます!
・伸張性局面
・償却局面
・短縮性局面
この局面は、主働筋(メインで使用する筋肉)の予備負荷を伴う局面です。
いわゆる反動動作の局面ですので、ジャンプシュートで言えばしゃがみこむハーフスクワット動作の開始から、その最下点までのことを指します!
この局面は、伸張性局面と短縮性局面の間の時間であり、移行局面です。
着地から離地への転換点であり、パワーの発揮にとって極めて重要であるため、プライオメトリックエクササイズ*において最も重視すべき局面です。
ジャンプシュートで言えばハーフスクワットが止まった瞬間に償却局面が始まり、そして上方への動作が始まる瞬間に償却局面は終了します!
また、償却局面の時間が長すぎると、伸張性局面でせっかく貯めたエネルギーが使われなくなってしまうので、この償却局面の時間はできるだけ短くしなければならない、という点にも注意しましょう!
*プライオメトリックエクササイズとは、素早く力強い動作で、カウンタームーブメント(反動動作)または予備伸張といわれる伸張性金活動と、その直後の短縮性筋活動とで成り立っている。ジャンプや連続ホップ、スキップなどがその例。
この局面は、伸張性局面と償却局面で起きた現象に対する身体反応の局面です。
ジャンプシュートで言えば床を押して飛び上がる局面です!
ハーフスクワットに続いて上昇動作が始まる瞬間に、短縮性局面が始まり、償却局面が終了することになります。
では、これらを踏まえて問題の選択肢についてそれぞれ見ていきましょう!
これは文字通り償却局面のことを指しますので、局面として正しいです。
先程ご説明した局面の中にふくまれない単語ですが、コンセントリックとは短縮性筋収縮のことを指します!
ですから、短縮性局面と同義ですのでこちらも局面として正しいです。
エキセントリックとは伸張性筋収縮のことを指します!
伸張性局面と同義ですので、こちらもbのエキセントリック同様に局面として正しいです。
アイソメトリックとは等尺性収縮とも言い、関節の動かない筋収縮のことを指します。
例えば、空気イスやプランク(腹筋のトレーニング)などが良い例です。
これらは関節は動いていませんが、筋肉は収縮を起こしているので、「きつい」と感じるわけです。
筋肉の全長が変わっていないので等”尺”性収縮とよびます。
そして、このアイソメトリックはストレッチ・ショートニング・サイクルの局面には含まれないので、回答はこのdとなります!
いかがでしたか?
本日は17章「プライオメトリックトレーニングとスピードトレーニング」からの問題と解説でした。
普段の何気ない動きも、こうして体系的に学ぶと非常に面白いですよね!
ただの暗記ではなく、意味をきちんと考えて勉強して、自分の言葉で説明できるようにしましょう!
今回は以上となります!
次回もお楽しみに!目指せNSCA合格!!!