こんにちは。ASPトレーナースクールの及川です!
今年の梅雨入りは少し遅かったですね。ペンを握る手がベタベタしますが、本日もNSCA合格と、トレーナーとしてのレベルアップに向けて張り切って勉強していきましょう!
本日はNSCA第9章から危険の階層化についての練習問題とその解説を行います。お客様の健康状態の評価が出来なければ、安全で効果的なトレーニングは提供出来ません。
それでは早速問題です!
1.父親が60歳で心筋梗塞を起こしている。
2.安静時血圧が125/80mmHg。
3.総コレステロール値180mg/dl。
4.10歳の時から今に至るまで喘息を発症している。
A.低い危険性
B.中程度の危険性
C.高い危険性
D.非常に高い危険性
危険の階層化を考える時、冠状動脈疾患(CAD)の危険因子にだけ注目していると解くのが難しい問題でしたね。
このクライアントの場合、現在も喘息を発症しているため慢性閉塞性肺疾患(COPD)の兆候があるという扱いになります。したがって危険因子の数に関係なく「高い危険性」に分類されます。
危険の階層化を正しく行い、クライアントに安全なトレーニングを提供するためには、冠状動脈疾患や肺疾患の兆候を正しく判断する必要があります。
今回は生徒様から「聞いたことは有るけれど、どんな症状か分からない」という声が多かったものをピックアップして解説いたしますね!
虚血とは「血が不十分」という意味です。血管が狭くなったり、けいれんしていたりすると心臓に十分な血液が届かなくなります。すると心臓は酸欠状態になってしまいます。
症状としては胸痛があります。不快感や締め付けられるような痛み、圧迫感などを訴える方が多く、時として背部、首、上腹部、腕などに痛みを感じる場合もあります。
「寝転がった状態では呼吸が苦しく、体を起こした状態だと呼吸が普段どおり出来る」という状態を『起座呼吸』と言います。心不全により左心系の働きが鈍くなっている方や、肺疾患により肺活量が低下している方によく見られる兆候です。
人は寝転がった状態になると、静脈血の還流量増えるため心臓や肺に多くの血液が回ってきます。心臓や肺の仕事量が増えるため、機能が弱くなっている人にとっては呼吸がつらくなってしまいます。
私自身、幼少期に喘息で入院していたのですが、常に体の角度が20°くらい起きているベットで寝ていました(-_-)zzz
心臓に聴診器を当てると「トントン、、、トントン、、、」や「ドックン、、、ドックン、、、」という規則正しく脈打つ
音が聞こえます。この音以外に「シューシュー」「ザーザー」といった音が混じっていることがあり、その音を『心雑音』といいます。
血液の逆流を防ぐ心臓の弁や血管に狭い所があったり、血管や心臓の壁に穴が空いていたりするとこの心雑音が聞こえます。
気になった方は某無料動画サイトで検索していただくと聞くことができます(^^♪
今回紹介した3つの症状の他にも、軽活動時の息切れやめまい、足首の浮腫などといった兆候がみられる場合も注意が必要です。
お客様の健康状態を正確に把握し、安全なトレーニングを提供していきましょう\(^o^)/
最後までお読みいただきありがとうございました!
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