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2020.09.18NSCA-CPT対策

NSCA〜第18章 高齢者のクライアント〜

皆様こんにちは!

ASPトレーナースクールの及川です!

まだまだ暑い日もありますが、徐々に涼しい日柄も増えてきましたね。私は未だにクーラーを付けて寝ています。皆様はいかがお過ごしでしょうか?

さて今回はNSCA第18章から高齢者のクライアントのトレーニングプログラムに関する問題とその解説をしていきます。

高齢化社会が進む日本で、必須の知識になりますのでしっかりと学習していきましょう!

それでは問題です。

問題:高齢者のクライアントが、有酸素持久力トレーニングをする際、最も優先すべき強度の目安は?

a HR

b VO2max

c RPE

d METs

 

 

答え:c RPE

 

解説:客観的運動強度と主観的運動強度

運動強度の目安は、「客観的運動強度」「主観的運動強度」の2種類に大別されます。

「客観的運動強度」とは、心拍数や酸素消費量などの客観的なデータをもとに、運動者の運動強度を表したものです。

対して、「主観的運動強度」とは、運動者本人がどの程度その運動に対して辛いと思っているのかをもとに、運動者の運動強度を表したものです。要するに、本人がどう感じているか?を数値化したものということですね!

高齢者の場合、一般成人よりも疾病や整形外科的な既往歴を持っていたり、進行形で疾患を持っていたりする可能性が高いです。そのため個人間の体力レベルの差は大きいことが考えられます。

例えば、入院歴があり、3ヶ月間ベットで寝ていた方と、健常な体のまま過ごしてきた方がいるとします。両人の間に体力差があることは容易に想像が出来ますね。

そのため、心拍数や酸素消費量が同じでも、人によってそれを「辛い」と感じるか、「楽だ」と感じるかは大きく変わってきます。

したがって高齢者のトレーニング指導の際に優先するべきは、、、、

「主観的運動強度」です!!

 

RPEとは

RPEは「ボルグスケール法/自覚的運動強度」と呼ばれており、本人がどの程度辛いと感じているかを1〜10のスケールと、6〜20のスケールでヒアリングし運動強度を測るものです。有酸素持久力トレーニングをする際には6〜20スケールのものを使用します。

ちなみに目安は11〜13くらいです。

 

 

問題文の他の選択肢についてはすべて「客観的運動強度」を測定するものに分類されます。

下記に簡単にまとめました!より詳しく知りたい方はそれぞれについて調べてみましょう\(^o^)/

HR

→Heart Rate の略。心拍数のこと。

 

VO2max

→最大酸素摂取量のこと。運動強度を高めていった際に、当人が体に取り込める酸素の限界の量。

 

METs

→代謝当量(その活動でどれくらい酸素を消費するか)のこと。安静時を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示す。ちなみに、「歩く、掃除機をかける、洗車する」といった活動は3METsほど。「軽いランニング、くクロールでの水泳」といった活動は8METsほどである。

 

最後に

今回は「客観的運動強度」「主観的運動強度」についての理解と、代謝当量や酸素摂取量をどのように表すのかまで知っていないと解けない問題でしたね!いかがでしたか?

高齢者についての問題は試験の頻出ではありませんが、これからの時代、確実に現場で必要になる知識です!

しっかりと復習していきましょう!

本日は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました♫

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