皆さん、こんにちは😌
ASPトレーナースクール、銀座有楽町店の小林です♫
今回学ぶのは、NSCA基礎知識「血糖値について」です💡
血糖値は身体の健康を測る上で重要な指標となり、運動強度の設定にも関係します。
NSCA本試験もそうですが、お客様を指導する際にも知っておくべきことになりますので、しっかりポイントを抑えましょう!
a.清涼飲料水をプロテインに変える
b.ドーナツを卵白とソーセージに変える
c.ドーナツをベーグルとクリームチーズに変える
正解は…c.ドーナツをベーグルとクリームチーズに変えるです💡
この答えの理由が血糖値のしくみに関わってくるので、詳しく解説してまいります。
血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度を、血糖値と呼びます。
私達は、パンやご飯、麺など炭水化物を主食とします。
炭水化物である糖分は、体の中で消化吸収されて、ブドウ糖(グルコース)になり、血液中に入って体のエネルギーになっていきます。その血液中のグルコースの濃度が血糖値です。
ですので、私達は、食事をすると血糖値が上がり、時間をかけ血糖値は正常値に下がっていきます。
健康な人の空腹時血糖値はおおよそ、80~100mg/dlと定められており、NSCAでは100mg/dl以上になると、疾患発生の危険性を高める可能性がある要素として判断をします。
①インスリン:血糖値を下げるホルモン
食事をし血糖値があがると「インスリン」というホルモンが膵臓から分泌されます。
インスリンの役割により、ブドウ糖は肝臓や筋肉、脂肪組織などの細胞に取り込まれるため、食事前の値まで、血糖値が下がります。
②グルカゴン:血糖値をあげるホルモン
空腹になると血糖値が下がります。そうすると同じくすい臓から分泌されるホルモン「グルカゴン」の働きにより、肝臓などに貯蔵されたグリコーゲンをブドウ糖に分解させエネルギーとして使い、血糖値を正常に戻します。
適量な食事、健康な人だと、これら2つのホルモンの働きにより、血糖値は一定に保たれるようになります。
炭水化物のなかでも血糖値があがりやすいもの、下がりやすいものがあります。
・多糖類(複合炭水化物):ご飯、小麦、イモ類等・・・ゆるやかに血糖値が上昇するため、インスリンの分泌もゆるやか。消化、吸収に時間がかかるので腹持ちがいい。
・少糖類(単純炭水化物):砂糖、はちみつ等お菓子やスイーツ類等・・・血糖値の上昇が早く、短時間に多くのインスリンが分泌される。消化、吸収は多糖類と単糖類の中間。
・単糖類(単純炭水化物):糖質の最小単位でブドウ糖や果物等・・・血糖値の上昇が早く、最も消化、吸収のスピードが早い。
インスリンは血糖値を下げる際に糖を肝臓や脂肪組織に溜め込むため、糖の過剰摂取により肥満を引き起こします。
血糖値の急上昇はインスリンが多量に分泌され、一気にさげようとします。これを血糖値の乱高下と呼びます。一気に血糖値が下がるため急に身体が低血糖状態となり、集中力の低下や眠気、イライラなどが起こりやすくなります。
インスリンの働きが悪くなり(インスリン抵抗性)、血糖値が下がらない状態が慢性的に続いてしまうと糖尿病へと繋がってしまうのです。
これらを踏まえ、問題解説にうつりましょう💡
ある女性クライアントは毎日、昼近くになると疲労し、怒りやすくなる。食事記録表によると、朝食はジャム入りドーナツ1つと清涼飲料水の組み合わせが多いことがわかった。
【解説】
ジャム入りドーナツ1つと清涼飲料水→単純炭水化物の組み合わせにより血糖値の上昇が早いので血糖値の乱高下が起こる。
消化が早く、エネルギーとして持続も短く、昼近くになると疲労し、怒りやすくなる。
↓
ドーナツをベーグルとクリームチーズに変える→ベーグルは小麦でできており、複合炭水化物に分類されるため、ゆるやかに血糖値が上昇し、降下していくので、血糖値の乱高下が減り、低血糖による症状や、エネルギー切れが起きにくくなる。
こういった理由から答えが導き出されます💡
皆様、血糖値についての理解は深まりましたでしょうか?
NSCA試験とともに、自身の食生活やお客様のご指導にも生かしてみてくださいね!
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