皆さん こんにちは!
ASPトレーナースクール 遠藤です!
さて、今回は…
生理学で学ぶエネルギー供給機構について
特徴を抑えながらお話していきたいと思います👍
とても奥深く、知れば知るほど面白い分野ですので、是非最後まで読んでいってください😁
では早速問題から解いてみましょう🙌
~問題~
①全ての運動開始時に、主にエネルギーを供給するのはどれか?
A.酸化機構
B.ホスファゲン
C.速い解糖系
D.FOG線維
E.有酸素系機構
②乳酸産生の原因となるのはどれか?
A.ホスファゲン
B.遅い解糖系
C.速い解糖系
D.非乳酸性機構
E.ATP-CP系
いかがでしょうか?皆さん、解けましたか?😊
それでは問題の解答・解説をしつつ、
それぞれのエネルギー供給機構について解説していきたいと思います😎
~解答・解説~
①全ての運動開始時に、主にエネルギーを供給するのはどれか?
解答は、B.「ホスファゲン」
この問題のポイントは「運動開始時」ということです💡
運動開始直後は、すぐにATPを使用するため
糖などを分解してATPを供給している時間がありません。
そこで筋中に蓄えられているATPやCPからエネルギーを供給する「ATP-CP系」から導入されます!
ATP-CP系の特徴は、
筋中に蓄えられているのATPとCPを分解するため、エネルギー供給速度がとても速いことです🚄
そのため、運動開始時や高強度運動のような強い収縮が必要な時には、素早くエネルギーを供給してくれます👏
高強度の運動を長く続けられない理由は、筋中に蓄えられているATP・CP量はとても少量のため、
すぐになくなっしまうからです💡
「ホスファゲン」には別名もあり、「ATP-CP系」「非乳酸性機構」とも呼ばれることもあるので覚えておきましょう!
②乳酸産生の原因となるのはどれか?
解答は、C.「速い解糖系」
速い解糖系の特徴は、
糖を分解してエネルギー供給行うこと、無酸素状態で乳酸を発生させることです💡
中強度~高強度程度の運動で、
速い解糖系は導入されますが、そこでエネルギー源として使われるのが、
血中のグルコースや筋中・肝中のグリコーゲンです💡
グルコースが分解される過程でATPが産出され、エネルギーとして供給されます✨
またグルコースは分解されピルビン酸という物質になりますが、
無酸素状態でピルビン酸は乳酸へと変化します💡
エネルギー供給機構の中でも乳酸を発生させるのは、「速い解糖系」のみになります👍
また「速い解糖系」以外にも「乳酸性機構」「解糖系」と呼ばれることもあるので、覚えておきましょう!
次に問題の選択肢にも出てきた、遅い解糖系についてお話します!
遅い解糖系の特徴は、
酸素が必要なこと、
糖・脂質・タンパク質をエネルギー源とすることができるということです💡
遅い解糖系は、それぞれの物質を分解する道のりが長く、エネルギーを生み出すのに時間がかかるため、エネルギーを供給速度は遅くなってしまいます🤔
供給速度は遅いのですが、三大栄養全てをエネルギー源とし、それぞれを分解する過程で莫大なエネルギーを生み出します💡
また「遅い解糖系」は、酸素を使うので、「有酸素系機構」「酸化機構」とも呼ばれますのでしっかり覚えておきましょう!
最後に…
それぞれのエネルギー供給機構について特徴は押さえられましたか?😁
エネルギー供給機構についてなかなか覚えられず、苦戦している方が多数いらっしゃると思います🤔
それぞれのエネルギー供給機構には、特徴があり面白いことばかりです🤩
ぜひ暗記だけでなく、理解をしながら、勉強頑張りましょう🙌🙌
それでは今回はここまでです!
次回の投稿もお楽しみに!