こんにちは!
ASPトレーナースクールです!
本日は、
第9章『クライアントの面談と健康評価』
についての問題および解説です!
1,父親が60歳で心筋梗塞をおこしている。2. 安静時血圧が125/80mmHg
3.総コレステロール値180mg/dl 4.10歳の時に喘息を発症している
<選択肢>
a.低い危険性
b.中程度の危険性
c.高い危険性
d.非常に高い危険性
《解説》
まず、スクリーニングとは?
運動参加前の健康評価スクリーニングの目的は、既往歴および冠状動脈疾患に関わる危険因子を特定し、特別な考慮をす要る生活習慣因子を特定し、エクササイズプログラムの開始前の医師への紹介を必要とする人を識別することです。
上記を端的に訳しますと運動をする前に医師への診断が必要か否かを示してます。
1、父親が60歳で心筋梗塞をおこしている。→父の他一親等血縁者(兄弟・息子)で55歳以前心筋梗塞、冠状動脈血管再生術、突然死で危険因子+1 今回の場合は60歳ですので問題なし。
2、安静時血圧が125/80mmHg。→収縮期血圧≧140mmhg,拡張期血圧≧90mmhgまたは、降圧剤の服用で+1 今回の場合は問題なし。
3、総コレステロール値180mg/dl →総コレステロール200mg/dl (5.18mmol/l)で+1 今回の場合問題なし
4、.10歳の時に喘息を発症している→心臓血管系、肺、代謝系に疾患がある場合で高い危険性に入る 今回の場合喘息は肺の疾患であるのですぐに高い危険性に入ります。
危険性の階層化 | 基準値 |
低い危険性 | 冠状動脈疾患の危険因子が0または1 |
中程度の危険性 | 冠状動脈疾患の危険因子が2つ以上 |
高い危険性 | 心臓血管系、肺、代謝系に疾患がある場合。
また上記疾患の症状(兆候)がある場合。 →心雑音・原因不明の疲労・めまい失神・足首の浮腫・頻脈あるいは不正脈など |
では、次にクライアトの健康状態を知るための使用する健康評価書式を紹介します。
健康評価書式は、エクササイズの様々なレベルや照会が適切かどうかを判断するために、情報を収集し評価するツールであります。
一般的には、(1)PAR-Q(身体活動質問票)と(2)健康/医療質問票の2つの書式が使用されています。
(1)はカナダで開発されたツールです。利点は、費用対効果が高く実施が容易であること、しかも、低強度の活動への参加によって利益を得られる人々を除外することなく、医師への診断を必要とする個人を的確に特定できることである。しかし冠状動脈疾患の危険因子を発見するものではありません。
(2)は冠状動脈疾患に関係する危険因子、心臓突然死の危険因子、個人歴、薬歴、サプリメント、生活習慣管理を把握し、中強度から高強度のエクササイズが適切か否かを判定するために有効ツールです。
そう!つまりお客様の安全を確保するためにも非常に大切な健康評価手順となるのです。
本日はここまで、次回の投稿をお楽しみに😄
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