こんにちは!
ASPIトレーナースクールです!
本日は、
の問題および解説です。
A:上腕三頭筋
B:脊柱起立筋
C:僧帽筋上部
D:菱形筋
A:D 菱形筋
ローイングマシンというのは、肩甲骨内転の動作をトレーニングするものです。
ローイングは、「引く・引っ張る」動作のことを言います。
肩甲骨内転は、「肩甲骨を脊柱(背骨)の方へ寄せる」動作になります。
では、筋肉一つ一つの作用を確認して行きましょう!
A:上腕三頭筋
起始
肩甲骨関節下結節・上腕部付近部後面・上腕骨遠位部後面
停止
尺骨肘頭
についている筋肉です。
上腕三頭筋の主な動きは、
・肘関節の伸展・・・肘を伸ばす
・肩関節の伸展・・・腕を後ろへ振る
・肩関節の内転・・・腕を体の前へ振る
になります。
この中には、「肩甲骨内転」に関与するものはありませんね。
B:脊柱起立筋
この筋肉は、実は独立した筋肉ではないのです!
脊柱起立筋というのは、3種9つの筋肉から成り立つ長背筋群で、脊柱に平行に走る筋肉のことを言います。
・腸肋筋:頸腸肋筋・胸腸肋筋・腰腸肋筋
・最長筋:頭最長筋・頸最長筋・胸最長筋
・蕀筋:頭蕀筋・頸蕀筋・胸蕀筋
主な動きは、
運動動作においては体幹部の伸展(後屈)、及び側屈(横に倒す)させる作用があります。
この中にも、「肩甲骨内転」に関与するものはありませんね。
C:僧帽筋上部
起始
後頭骨上項線・外後頭隆起・項靭帯・第7頸椎棘突起
停止
鎖骨外側1/3・肩甲骨上角
についています。
僧帽筋上部の主な動きは、
・頚部の伸展・・・上を向く動作
・肩甲帯の挙上・・・肩甲骨を挙げる
・肩甲帯の内転・・・肩甲骨を寄せる
・肩甲骨の上方回線・・・肩甲骨を斜め上に傾ける
になります。
「肩甲骨内転動作」が入っていますね!
回答はこれで決まりかな。。。?
最後の筋肉の動作を確認してから、決めましょうか^ ^
D:菱形筋
この筋肉は、上部にある「小菱形筋」と下部にある「上菱形筋」の2つで構成され、僧帽筋に被われる薄い菱形の筋肉です。
どちらも頸椎・胸椎棘突起から、肩甲骨内側縁にかけてついている筋肉です。
菱形筋の主な動きは、
・肩甲骨内転・・・肩甲骨を寄せる
・肩甲骨下方回旋・・・肩甲骨を斜め下に傾ける
・肩甲骨挙上・・・肩甲骨を挙げる
※下方回旋・挙上に関しては、関与はわずか。主は内転動作
僧帽筋上部よりも、菱形筋の方が「肩甲骨内転」に関しては関与が強いことがわかりますね!
以上のことから、回答はDと導き出せますね^ ^
いかがでしたか?
自力で解けたでしょうか?
今回は、肩甲骨内転についての問題でした。
選択肢を一つ一つ確認していくと、答えが自然と導き出せますので問題は丁寧に解いていきましょう^ ^
以上です!