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こんにちは!
ASPトレーナースクールの小山です!
本日は第19章 栄養と代謝に問題を抱えるクライアントから、
『メタボリックシンドローム』に関する問題を解いていきましょう!
a.インスリン感受性
b.週内の運動頻度
c.HDLコレステロール値
d.食物繊維の摂取量
e.体脂肪率
それでは解説していきます!
『肥満、インスリン抵抗性、脂質異常、高血圧を含む、代謝関連の異常と心臓血管系の危険因子の併存を主徴とする臨床的概念』といわれています。
なんだか難しいですね!
『このままにしていると、糖尿病や心筋梗塞などのリスクがあります。改善していきましょう!』
という黄色信号の状態です。
ちなみにこの基準は、国によって違うので注意が必要です。見比べてみてください!
以下のうち3項目以上に当てはまると、メタボリックシンドロームと言われます。
①おへその高さの腹囲が男性102cm以上、女性88cm以上
②高トリグリセリド血症:150mg/dL以上
③低HDLコレステロール血症:男性40mg/dL未満、女性50mg/dL未満
④血圧:130/85mmHg以上
⑤空腹時血糖値:110mg/dL以上
以下の①と②に当てはまると、メタボリックシンドロームと言われます。
①おへその高さの腹囲が男性85cm・女性90cm以上
②脂質値・血圧・血糖値の要素のうち、2項目以上が当てはまる
・高トリグリセリド血症:150mg/dL以上
・低HDLコレステロール血症:40mg/dL未満
・血圧:135/85mmHg以上
・空腹時血糖値:110mg/dL以上
ほぼ同程度ですが、NSCA(米国認定)の方は腹囲が大きめであったり、日本の方は血圧をやや高めに設定していたり、それぞれ特徴がありますね。
また、9章の危険因子に挙げられていた基準とも異なるので、覚える際には混合しないように注意してください!
インスリンは、血液から細胞へグルコースを取り入れるホルモンであり、血糖値を下げる働きがあります。
インスリンに対する感受性が低下した(=インスリン抵抗性が高い)状態ですと、血液から細胞へグルコースを取り込む力が弱くなってしまうので、血糖値が高いままになってしまいます。
そのため不適切です。
運動の頻度は多い方が良いです。
消費カロリーも増えますし、HDLコレステロールも上がると言われています。
そのため不適切です。
HDLコレステロールは、『善玉コレステロール』とも言われ、動脈硬化を防ぐ働きがあります。
コレステロールは油なので水(血液)に溶けにくいのですが、HDL(高比重リポタンパク質)とコレステロールがくっつくことで、血液と馴染みやすくなり、余分なコレステロールを回収して肝臓へ戻すように働いてくれているのです。
高い方が良いですね。そのため不適切です。
食物繊維は余分な脂質を外へ排出したり、糖の吸収を緩やかにする働きがあります。
多い方が良いですね。そのため不適切です。
体脂肪率が高い=腹部にも体脂肪が溜まりやすい状態であり、腹部に体脂肪が多い状態は内臓脂肪型肥満と言われます。
内臓脂肪が多いと、アディポサイトカインという生理活性物質の分泌異常が起こります。それによって
・血圧が上がる
・血栓が作られやすくなる
・インスリン抵抗性が上がる
このような状態になります。
そのため、お腹周りの脂肪(内臓脂肪)を減らすと、血圧・血清脂質値。血糖値の数値が改善していきますので、こちらが正解です!
いかがでしたでしょうか?
メタボリックシンドロームを正しく理解することで、お客様へ説得力のある説明が出来るようになりますね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
次回の投稿もお楽しみに!!
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