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2020.08.24NSCA-CPT対策

NSCA対策〜13章 レジスタンストレーニングのエクササイズテクニック⑤〜

みなさん、こんにちは!!

産まれて初めて真夏にマスクを着用しているASPトレーナースクールの松村です!

 

外は真夏ですが、室内は涼しいという寒暖差で体調を崩してしまう恐れがあるので、

しっかりと栄養補給をしつつ、夏バテや夏風邪に気を付けていきたいですね!

 

それでは今回は、

第13章『レジスタンストレーニングのエクササイズテクニック

についての問題および解説を行なっていきます!

 

それでは早速問題です!!(デデン!)

 

 

熟練者が高重量を扱う場合、バルサルバ法を用いた方が良いエクササイズは次のうちどれでしょうか?

 

A. バーベル・ベンチプレス

 

B. チンアップ

 

C.バーベルショルダープレス

 

D.エキセントリック局面終了時

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

回答

C (バーベルショルダープレス)

 

解説

そもそもバルサルバ法ってなんなの…?

 

バルサルバ法とは…

イタリアの解剖学者、アントニオ・M・バルサルバ1666年-1723年)にちなんで名づけられた。

怒責とも呼ばれ、息を吸って一旦止めること。

いわゆる、いきむ動作で呼吸が止まり、腹腔内の圧力を高め体幹部の深層筋を収縮させて腰椎の安定性を高める方法になります。

筋緊張が起こることで、普段より筋力が発揮できる生理的な現象のことです。

なので、腰椎に負担のかかるバーベルスクワットデッドリフトショルダープレスベントオーバーロウ(広背筋のトレーニング)などの高重量を扱えるトレーニングを行う時に有効な呼吸法でトレーニング中の正しい姿勢の保持や腰椎などの怪我のリスクの低減、力を発揮しやすくなるというメリットがあります。

 

 

デメリットもあるので、注意が必要になります。

息を止めてエクササイズを行うと、血圧の上昇めまいふらつき意識喪失などに至ることがあります。

 

呼吸は種目・個人・重量によって一様ではありません。

しかし、最大挙上重量(もしくはそれに近い高重量)、または挙上の限界に近くなったときは、通常バルサルバ法を用います。

内腹・内胸圧を上昇させ、体幹を安定させるため、ウエートトレーニングを行う上で技術・安全面などで重要な要素となります。

 

バルサルバ法の効果

血圧の上昇のメカニズムについては、以下のように説明できます。

  1. 息を止める
  2. 胸腹腔内圧の上昇
  3. 大静脈が圧迫される
  4. 静脈血の心還流量の減少
  5. 心拍出量の減少
  6. 血圧の降下
  7. 圧受容器のインパルス頻度の減少
  8. 心拍数の増加・末梢血管の緊張による抵抗の増大

※循環器系の疾患をもった人は、バルサルバ法で死に至ることもあります!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

内圧をかけて行うトレーニングによって、重量が上げられるだけでなく安定性も増します。

とは言え、無理は禁物です。

健康とトレーニング効率のバランスもうまく調節して、トレーニングを行なっていきましょう!

 

今回はここまで!

次回の投稿をお楽しみに♪

 

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