こんにちは!
ASPトレーナースクールの山田です!
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
本日は第19章 『栄養と代謝に問題を抱えるクライアント』から、
『メタボリックシンドローム』に関する問題を確認してまいりましょう!!
a. 男性 ウエスト100cm / HDLコレステロール45mg/dl / 収縮期血圧140mmHg
b. 女性 ウエスト90cm / HDLコレステロール45mg/dl / 拡張期血圧90mmhg
c. 男性 ウエスト105cm / HDLコレステロール35mg/dl / 拡張期血圧80mmHg
d. 女性 ウエスト85cm / HDLコレステロール55mg/dl / 収縮期血圧135mmhg
それでは解説を確認していきましょう!
メタボリックシンドロームとは?
日本の厚生労働省はメタボリックシンドロームを、『内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさることにより、心臓病や脳卒中などになりやすい病態』という形で定義しております。
放置していると、この先心臓病や脳卒中などの重大な病気につながる可能性がある状態ということですね!
このメタボリックシンドロームの基準は、その国によって変わってきますので注意が必要です!
それでは、NSCA(米国認証)が定める基準と、日本国の定める基準を確認していきましょう!
NSCAでは、以下の条件のうち、3項目以上に当てはまる場合、『メタボリックシンドローム』と定義しています!
①ウエストが男性102cm以上、女性88cm以上
②高トリグリセリド血症:150mg/dL以上
③低HDLコレステロール血症:男性40mg/dL未満、女性50mg/dL未満
④血圧:130/85mmHg以上
⑤空腹時血糖値:110mg/dL以上
以下の①と②に当てはまると、『メタボリックシンドローム』と言われます。
①ウエストが男性85cm・女性90cm以上
②脂質値・血圧・血糖値の要素のうち、2項目以上が当てはまる
・高トリグリセリド血症:150mg/dL以上
・低HDLコレステロール血症:40mg/dL未満
・血圧:135/85mmHg以上
・空腹時血糖値:110mg/dL以上
日本人とアメリカ人での国民の体質などを踏まえて、微妙に数値が異なっていますね!
今回の問題では、選択肢b.がNSCAのメタボリックシンドロームの基準を超えておりますね!
なおNSCAの試験においては、9章の危険因子の数値と類似しているので、しっかりと区別できるようにしておきましょう!
本日のNSCA解説はこれで以上となります😊
それでは次回の投稿もお楽しみに!!!