こんにちは!
ASPトレーナースクールです。
2020年も残すところ10日ほどとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか??
勉強もラストスパートをかけて2021年の最高のスタートダッシュを決めましょう!
さて本日はそんな1年の締めくくりにピッタリな、実際の試験にも登場した問題を出題します!
本番の試験を解くつもりで解いてみましょう!
答えはAのTテストでした!
みなさん正解できましたか??
それでは解説です!
こういった問題を解く上で一番重要となるのは特異性です!
特異性とはトレーニング原理の1つで、「トレーニングの効果はトレーニングしたようにか高まらない」という意味です!
簡単に言い換えると、目的に応じた種目を行いましょうということです!
この問題で例えるなら、テニスの「相手からのボールに追いつく能力」に特異的なテストを選ばなくてはいけないということですね!
それでは各テストがどんなことが測定できるテストなのかを1つ1つみていきましょう!
Tテストとは、アジリティ(敏捷性)が測定できるテストです!
アジリティ(敏捷性)…適切な姿勢から素早く加速や減速、方向転換などを行う能力
Tの字に設置されたコーン間をスプリントし、アジリティの能力を測定するテストとなっています!
打ち返されるボールに追いつくことが求められるテニス選手や、サッカー選手などの素早い切り返しなどが求められ競技のアスリートにはかなり特異性の高いテスト種目となっています!
またNSCAではアジリティが測定できるテストはこのTテスト以外出てくることはあまりないので、アジリティ=Tテストと覚えておくといいですね!
12分間走とは名前の通り12分間で走った(歩いた)距離をもとに、クラアイアントの最大酸素摂取量を測定するテストです!
もちろんどの競技スポーツにおいても有酸素の持久能力は重要ではありますが、テニス選手のような急加速や急な方向転換を要する種目には特異的とは言えません。
この12分間走はマラソンランナーや、定期的に運動しているクライアントの有酸素能力の測定などに有効です!
YMCAベンチプレステストとは上半身の筋持久力が測定できるテストです!
男性36.4kg、女性15.9kgの重さでメトロノームのペースに合わせてベンチプレスを行うテストです!
挙上回数が、30回/1分になるようにメトロノームを設定し、メトロノームのペースについていけなくなったら終了となります!
年齢により基準は若干の差異はありますが各年代の基準値を一つ一つ覚えるのはかなり困難なので、大体男性であれば25~33回、女性であれば24~28回ほどできれば問題ないと覚えておきましょう!
逆にこの数値より、低ければそのクライアントは上半身の筋持久力が不足しているという評価になります!
このテストはアスリートだけでなく、一般のクライアントにも行う種目なのでしっかり基準値を覚えておきましょう!
1RMパワークリーンは文字通り、パワークリーンの1RM(最大挙上重量)を測定するテストです!
このテストではクライアントのパワーの能力を評価することができます!
パワー=力×速さで、素早く爆発的に力発揮を行うことを指します!
投げる動作やジャンプ動作などがパワーの能力に依存し、スポーツ動作はこのパワーとの相関性がかなり高くなっています!
ですが今回の目的である、「相手からのボールに追いつく能力」にはパワーの能力はそこまで関係ないため、この設問の場合は適切ではありません!
いかがでしたか??
本日は最近のテストでも出題が確認された、11章 体力テストの選択と管理から出題致しました!
体力評価は適切な運動プログラムを作成するためのかなり重要な情報となってきます!
それだけに試験問題にも頻出します!しっかり復習してマスターしておきましょう!
それでは本日はここまでです!次回もお楽しみに!
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