皆様こんにちは!
ASPトレーナースクールです!
暑い日が続いておりますので、体調管理には十分気をつけていきましょう!!
今回はNSCA14章におけるランニングテクニックについて学んでいきたいと思います!
それでは問題に進んでみましょう!!
a. 踵から地面につき、拇指球に向かって足を回転させ蹴り出す
b. 身体重心の前方遠くへ接地する
c. 肩を丸め、腰を丸めた姿勢をとる
d. 肘は90度に曲げて、手は強く握る
皆さん正解できましたでしょうか?
解説を行う前に、まずはランニングのポイントについて整理していきましょう!
【特徴】
・消費エネルギーはウォーキングよりも高い
・心臓血管系に対して優れた効果がある
・接地時の衝撃が大きい(体重の2~4倍)
【姿勢と接地】
・姿勢は矢状面(横)から見た時に「耳ー胸ー股関節」が一直線になるように背筋を伸ばす
・接地は踵の外側から拇指球への回転動作によって行う
・走行中に足を地面にたたきつけないように気をつけて、滑らかに走ることを心がける
・接地は股関節の真下
【腕】
・腕は肘を90度に曲げて手は軽く握る
・腕を後方に引くダウンスイング時は肘関節角度が大きくなり(伸展する)、手は股関節の高さになる
・腕を前方に出すアップスイング時は肘関節が小さくなり(屈曲する)、手は胸の高さになる
・腕と手は内側方向へも動くが、手が身体の正中線を超えることはない
【誤った接地】
オーバーストライド:身体の重心よりもはるかに前方で接地すること
身体への衝撃が大きく、ブレーキ効果も発生してしまう。また、滞空時間も長くなりすぎるため非効率的である。
アンダーストライド:ストライドが短すぎること
十分な推進力を得られないため、エネルギーを浪費する。ストライド長を伸ばすには、筋力を向上させて後脚の駆動力を増大させることと、柔軟性を向上させて可動域を増大させることが重要である。
それではこれらのポイントを参考にして、今回の問題を見ていきましょう!
a. 踵から地面につき、拇指球に向かって足を回転させ蹴り出す
これはその通りなので正解ですね!このように踵外側から設置して拇指球に体重を移していく接地を「踵ー拇指球法」と呼びます。
b. 身体重心の前方遠くへ接地する
これはオーバーストライドの状態ですね!
過度に前方で接地するオーバーストライドは、接地時にブレーキ効果が働き推進力を弱めてしまいます。
また、身体への衝撃が大きかったり、滞空時間が長くなるなどランニング効率も下がってしまいます。
接地位置については、股関節の真下が理想的な場所になるので、ぜひ覚えておきましょう!
c. 肩を丸め、腰を丸めた姿勢をとる
正しくは「耳ー胸ー股関節」一直線になるように胸を張った姿勢でいるのが正解です!
丸まった姿勢では腕がしっかり振ることが出来なかったり、股関節も動かしにくくなるので、推進力を効率よく生み出せなくなります。
d. 肘は90度に曲げて、手は強く握る
肘を90度に曲げるのは正解ですが、手を強く握るのが不正解です。
手は軽く握ってリラックスした状態にします。そうすることで、余計なエネルギー消費を抑えることが出来ます。
如何でしたでしょうか?
いつも何気なく行っているランニングですが、意外とたくさん気をつけるポイントがありましたね!
ランニングテクニックを問う問題が出る可能性は十分にありますので、しっかりと覚えておきましょう!!
最後までお読み頂きありがとうございました!
次回もお楽しみに!!