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2021.11.11NSCA-CPT対策

NSCA栄養学〜コレステロールについて〜

みなさんこんにちは!

ASPトレーナースクールの福田です😁

今回はNSCAにおけるコレステロールについての問題です!

 

問題

以下のスクリーニングの結果のうち、危険因子が+1となるのは次のうちどれか。

①総コレステロールが200mg/dl

②HDLが60mg/dl以上

③LDLが120mg/dl以下

④HDLが45mg/dl

正解は①の200mg/dlです!

それではコレステロールについて、順を追って解説していきます💪

 

⑴そもそもコレステロールとは?

コレステロールとは、肝臓で生成される脂質の1種で、卵など多くの食品にも含まれています!

身体に良くないイメージを持たれがちですが、細胞膜やホルモン、摂取した脂質の消化に必要な胆汁の材料になったり、皮膚に存在するコレステロールは、日光を浴びることでビタミンDへ変化するなど、大切な役割を持っています😎

また、「コレステロールが多い卵を食べすぎるのは良くない」と以前は言われていましたが、体内のコレステロール値は肝臓でコントロールされており、体内に不足していれば生成し、過剰であれば生成を抑えます。そのため現在は食品で摂取したコレステロールとの血中コレステロールの値はほとんど関係しないと考えられています!

ただし、エネルギーや飽和脂肪酸を摂取しすぎると、血中コレステロールの量が増えるとされているので注意が必要です😭

 

⑵HDLとLDLの違い

コレステロールは血液に混ざり全身へと運ばれますが、脂質であるため、そのままでは血液に溶けることができません。

そこでアポタンパク質というタンパク質とコレステロールは結合してリポタンパク質となり、より血液へ溶けやすくします!

このリポタンパク質の密度により、コレステロールは二種類へと分かれていきます。

1、善玉コレステロール

  High(高い)Density(密度・比重)Lipoprotein(リポタンパク質)

2、悪玉コレステロール

  Low(低い)Density(密度・比重)Lipoprotein(リポタンパク質)

この英語の頭文字をとり、それぞれHDL、LDLと訳されています!

HDLは血管中の余分なコレステロールを回収し肝臓へ戻すLDLは全身へコレステロールを運び吸収されるなど、それぞれ違った役割をもち、どちらも身体にとっては必要不可欠です!

しかし、LDLが多くなり血管内部で渋滞すると、血管に付着し炎症が起き、そこから動脈硬化など生活習慣病へとつながる恐れがあり、運動不足や飽和脂肪酸の取りすぎで増加していきます😵

また、NSCAで示されている基準値ではそれぞれ

LDLは140mg/dl以上

HDLは40mg/dl以下

総コレステロールは200mg/dl以上

これらが当てはまるクライアントは運動においての危険因子が+1とされますので、確実に抑えていきましょう💪

 

mg/dlという単位について

ここまで話してきましたが、そもそもmg/dlという単位について、初めて聞くという方もいるのではないでしょうか?

こちらの具体的な量としては、血液1dl(100ml)中に、200mgの量のコレステロールが含まれているということを表しています!

単純に、500mlの水が入っているペットボトルに1gの脂質を入れていると考えると、想像しやすいかもしれません。

ただし日本人の総コレステロール平均値は男性で193mg/dl女性で201mg/dl、多くの方が基準を超える傾向にあるとされてます!

これを読んだみなさんは普段から運動習慣を持つなど、意識してみてください😁

※2017年、日本生活習慣病予防協会より

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

普段何気なく聞いているコレステロールについて、NSCAの試験に向け数字をそれぞれ覚えることが重要ですが、このように中身まで抑えながら覚えていくと、より記憶にも定着しやすいと思います😁

今回の記事を是非とも参考にしてください!

 

それではまた次回もよろしくお願い致します!

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