みなさんこんにちは!
ASPトレーナースクールの西川です!
本日は「22章 脊髄損傷/多発性硬化症/てんかん/脳性麻痺について」から問題の出題および解説になります!
NSCA本試験では多くは出題されませんが、1問は必ず出題される内容です!
一緒に考えてみましょう!
A:クライアントを回復体位にする
B:破損する可能性のあるメガネを外す
C:唾液などが喉につまらないように割り箸を口に挟む
D:クライアントをうつ伏せに寝かせる
解答:D.クライアントをうつ伏せに寝かせる
『てんかん』について初めて聞く方も含めて、まずはてんかんについて解説させていただきます。
てんかんとは
端的に言えば、慢性的な脳の病気です。
事故などの接触により脳が傷ついてしまう『症候性てんかん』や、
明確な原因がわからない『突発性てんかん』などが存在します。
てんかんを分かりやすく例えると、“不定期で起こる発作”のように思って頂ければと思います。
てんかんの種類
大きく分けて『部分発作』と『全身発作』に分類されます。
部分発作の場合、脳の片側のみが病変しておりますので症状は軽いことが多いです。
(軽い痙攣/軽い認識障害/意識の曇り)
全身発作の場合は脳の両辺が病変しておりますので症状が重いことが多いです。
(意識消失/全身痙攣/身体の硬直etc)
NSCAでは、てんかん患者に対するスポーツ・エクササイズの参加は推奨しております。
パーソナルトレーナーはいかなる時もベストな対応ができるように準備をしておくことが大切です。
運動時、発作が出たときの対処法
クライアントが発作を発症した場合、冷静に対処するために以下のガイドラインを理解する必要があります。
1.うつ伏せに寝かせる
2.壊れると危険なメガネなどは外しておく
3.締め付けている衣服を緩める
4.体を押さえつけない
5.周囲から危険物を遠ざける
6.口にものを押し込んではいけない
7.横向きに寝かせ、回復体位をとらせる
8.意識が戻るまで注意深く観察する
9.担当医と家族に連絡させる
10.回復後、エクササイズを行える為に医師に相談し判断を仰ぐ
今回の問題文を改めて確認しましょう!
「てんかんの発作が出たクライントがいる。トレーナーが”最初”に行うべき行動はどれか?」でした!
NSCAでは、最初に行うべき行動は『うつ伏せに寝かせる』が正解です。
うつ伏せに寝かせることで腹式呼吸を誘発させ、発作を落ち着かせる効果があります。
クライアント自身が一番不安な状況だからこそ、安心感を与えられる存在になりましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
次回の投稿もお楽しみに!
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